abyss
名詞発音:/əˈbɪs/(アビス)
英検1級
CEFR C1
深淵・奈落・底なしの穴 / (比喩)絶望・混沌・深みにはまること
📖 主な意味・用法
- 1 深淵・奈落・底なしの深い穴・峡谷 a dark abyss(暗い深淵)/ the abyss of the ocean(海の深淵)/ 地理的・物理的な「計り知れないほど深い穴・谷」を表す文語的表現。
- 2 (比喩)絶望・混沌・底なしの苦境・深みにはまること an abyss of despair(絶望の淵)/ fall into the abyss(奈落に落ちる・深みにはまる)/ 哲学・文学・ニュースで比喩的に多用される。
✏️ 使い方・例文
① 文字通りの「深淵・底なしの穴」
地形・自然・宇宙などの「計り知れない深さ」を表す場面で使う。
The mountaineer looked down into the dark abyss below and felt a wave of vertigo.
登山家は眼下の暗い深淵を覗き込み、めまいを覚えた。
② stare into the abyss(深淵を覗き込む)
ニーチェの名言「深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いている」から広まった比喩表現。危険・絶望・道徳の崩壊と向き合う場面に使う。
When you stare into the abyss, the abyss stares back at you.
深淵を覗き込むとき、深淵もまたこちらを覗いている。(ニーチェ)
③ 比喩的な「奈落・絶望の淵」
an abyss of despair / poverty / violence のように、「底なしの苦境・状況」を比喩的に表す。
The country risks sliding into an abyss of political instability.
その国は政治的不安定という奈落に滑り落ちる危険がある。
💡 abyss は強い文語的・文学的な語。日常会話では deep hole や chasm の方が自然な場合もある。ニュース・政治・哲学的な文脈では abyss が好まれる。
⚡ abyss / chasm / pit の使い分け
| 単語 | ニュアンス | 例 |
|---|---|---|
| abyss | 底なしの深淵・比喩的な絶望(文語・強い表現) | fall into an abyss (奈落に落ちる) |
| chasm | 深い割れ目・亀裂・(比喩)大きな隔たり | a chasm between rich and poor (貧富の格差) |
| pit | 穴・くぼみ(比較的一般的な語) | a bottomless pit (底なし穴) |
🏛 語源・歴史
ギリシャ語 abyssos(底なし・深淵)が語源。a-(否定・ない)+byssos(底)で「底がない」が原義。ラテン語 abyssus を経て英語に入った。聖書でも「深淵・混沌」を表す語として登場する。形容詞形の abysmal(底なしの→ひどい)と一緒に覚えると語彙が広がる。
a- + byssos
「底がない」
「底がない」
ギリシャ語
abyssus
「深淵・奈落」
「深淵・奈落」
ラテン語
abyss
「深淵・奈落」
「深淵・奈落」
現代英語
派生語:abysmal(底なしの・ひどい)/ abyssal(深海の・海底の)
💬 abyss を使った頻出表現
stare into the abyss
深淵を覗き込む・絶望と向き合う
fall into the abyss
奈落に落ちる・深みにはまる
an abyss of despair
絶望の淵・深い絶望
on the edge of the abyss
奈落の縁に立っている
a yawning abyss
口を開けた深淵・大きな亀裂
plunge into the abyss
深淵へ飛び込む・奈落に突き落とされる
🧩 確認クイズ
Q1. abyss の意味として正しいものはどれ?
A 山の頂上・絶頂 B 広大な平原 C 深淵・奈落・底なしの穴 D 暗い森の奥
A 山の頂上・絶頂 B 広大な平原 C 深淵・奈落・底なしの穴 D 暗い森の奥
Q2. abyss と abysmal の関係として正しいものはどれ?
A 全く別の語源を持つ B abysmal は abyss から派生した形容詞形 C abyss は abysmal の名詞形 D どちらもラテン語 abusus から来ている
A 全く別の語源を持つ B abysmal は abyss から派生した形容詞形 C abyss は abysmal の名詞形 D どちらもラテン語 abusus から来ている