a
冠詞(不定冠詞)発音:弱形 /ə/(ア) 強形 /eɪ/(エイ)
小学5年〜
英検5級
CEFR A1
英語で最頻出の単語
〜という一つの / ある〜 / 〜につき(per)
📖 主な意味・用法
- 1 初めて話題に出す名詞に付ける(不特定・「ある〜」) I saw a dog. / 話し手も聞き手もどれか特定していないものに使う最基本の用法。
- 2 職業・身分・分類を表す(「〜の一員である」) She is a teacher. / be動詞 + a + 職業・身分の形で使う。
- 3 総称:その種類全体を代表する(「〜というものは」) A dog is loyal. / 特定の1匹ではなく、犬という動物全般の話。
- 4 「1つ」の数量(one の弱い形) a hundred(100)/ not a word(一言も〜ない)
- 5 割合・頻度・速度(〜につき・毎〜) twice a week(週2回)/ 60 miles an hour(時速60マイル)
- 6 形容詞付きの不可算名詞の前 a good knowledge of French(フランス語の十分な知識)
- 7 知らない人の名前の前(「〜さんという人が」) There is a Mr. Smith to see you.(スミスさんというお方がお見えです)
- 8 比喩・類似(「〜のような人・もの」) She is a little Picasso.(彼女はちょっとしたピカソだ)
✏️ 使い方・例文
① 初出の名詞に付ける(最頻出)
初めて話題に出す名詞の前に置く。2回目以降は the に変わる。
I saw a cat on the street. The cat was white.
通りでネコを見かけました。そのネコは白かったです。
② 職業・身分・分類を表す
「〜だ(〜の一員だ)」という分類の意味。be 動詞と一緒によく使う。
My father is a doctor. She wants to be a teacher.
私の父は医師です。彼女は先生になりたい。
③ 総称用法(〜というものは一般に)
その種類全体の特徴を述べるとき。特定の1個ではなくその「種類」を語る。
A dog is man's best friend.
犬というものは人間の最良の友だ。
④ 割合・頻度(〜につき・毎〜)
per(〜につき)の代わりに使う。
I go jogging three times a week. The speed limit is 60 miles an hour.
私は週に3回ジョギングします。速度制限は時速60マイルです。
⑤ 「1つ」の強調・not a〜(一つも〜ない)
数を強調したいとき、特に否定で「一つも〜ない」という意味になる。
Not a single student passed the exam.
試験に合格した生徒は一人もいなかった。
⑥ 形容詞付きの不可算名詞
本来は冠詞のつかない不可算名詞(knowledge, silence など)も、形容詞で修飾されると「a」が付く。
He has a deep knowledge of history. There was a heavy silence.
彼は歴史について深い知識を持っている。重い沈黙が漂っていた。
⚡ a と an の使い分け
次に来る単語の 「発音」 で判断する。綴りではなく音が基準。
| a を使う(子音の音で始まる語) | an を使う(母音の音で始まる語) |
|---|---|
|
a dog(/d/) a cat(/k/) a university(/j/ ユ〜) a one-way(/w/ ワン) |
an apple(/æ/) an hour(/aʊ/ h は無音) an FM radio(/ef/ エフ) an MBA(/em/ エム) |
⚠️ よくある間違い:a apple → an apple /
an university → a university(/j/ ユ〜)/
a hour → an hour(h は発音しない)
🧩 a / an ミニクイズ
空欄に a か an を入れてみよう。次に来る単語の「発音」で判断!
___ apple
___ university
___ hour
___ one-way street
___ FM radio
___ honest mistake
___ European city
___ dog
🔍 a と the の違い
| a / an(不定冠詞) | the(定冠詞) | |
|---|---|---|
| 日本語の感覚 | ある〜 / 〜というもの | その〜 / 例の〜 |
| いつ使うか | 初出・不特定・分類 | 既出・特定・共通認識 |
| 使える名詞 | 単数の可算名詞のみ | 単数・複数・不可算すべて |
| 例文 | I have a pen. | Can I use the pen? |
💡 覚え方:初出は a、既出は the。最初に登場するときは a、2回目以降は the に変わる。
🏛 語源・歴史
「a」は数字の one(1つ) と同じ祖先を持つ。もともとは「1つ」を意味する数詞だったが、中英語期に冠詞へと変化した。ドイツ語 ein・フランス語 un も同じ祖語から。古英語には不定冠詞がなく、不特定のものは無冠詞で表現されていた。
*oi-no-
印欧祖語
*ainaz
ゲルマン祖語
ān(数詞)
古英語 8〜11c
an(冠詞化)
中英語 12〜14c
a / an
現代英語
14世紀頃、子音の前で語末の -n が脱落し「a」と「an」に分かれた。ドイツ語 ein・オランダ語 een・ゴシック語 ains も同じ語源。
💬 a を使った頻出表現
a bit
少し、ちょっと
a lot
たくさん
a little
少し(量・程度)
in a hurry
急いで
at a glance
一目で
as a rule
概して、一般に
once in a while
時々、たまに
all of a sudden
突然、いきなり
make a difference
違いをもたらす
have a good time
楽しい時間を過ごす
at a loss
途方に暮れて
a piece of cake
朝飯前、簡単なこと