Pyrrhus
固有名詞発音:/ˈpɪrəs/(ピラス)
固有名詞
歴史上の人物
古代エピロス王
Pyrrhic victory の語源
ピュロス / 古代エピロスの王 / 「ピュロスの勝利」の由来となった人物
📖 主な意味
- 1 【人名】ピュロス(紀元前3世紀の古代エピロス王) 現在のギリシャ北西部を治めた王で、当時屈指の名将と称えられた。ハンニバルが「歴史上最も優れた将軍の一人」と評したと伝わる。
- 2 ローマ軍に勝利しながらも自軍が壊滅的損害を受けた王 紀元前280〜279年、イタリア半島でローマ軍を破ったが、精鋭の多くを失った。「もう一度こんな勝利を得たら、我々は破滅だ」と嘆いたと伝えられる。
- 3 「ピュロスの勝利(Pyrrhic victory)」という言葉の語源 勝ってもなお割に合わない、犠牲が大きすぎる勝利を指す英語表現の由来となった。
💡 使い方・例文
① 歴史上の人物としての Pyrrhus
古代エピロスの王を指す固有名詞。歴史や軍事の文脈で登場する。
Pyrrhus of Epirus defeated the Romans but lost most of his army.
エピロスのピュロスはローマ軍を破ったが、軍の大半を失った。
② Pyrrhic victory(ピュロスの勝利)
彼の名から生まれた成句。犠牲が大きすぎて実質的に敗北に等しい勝利を表す。
Winning the case was a Pyrrhic victory; the legal fees ruined the company.
その裁判に勝ったのはピュロスの勝利だった。弁護士費用が会社を潰したのだから。
③ 有名な逸話
勝利の直後に発した言葉が、そのまま慣用句の由来となった。
"One more such victory and we are lost," Pyrrhus is said to have exclaimed.
「もう一度こんな勝利を得たら、我々は破滅だ」とピュロスは叫んだと伝えられる。
⚠️ 綴りに注意:Pyrhus や Pyrus ではなく Pyrrhus(r が2つ、rh の綴り)。
💡 形容詞形は Pyrrhic(ピュロスの・割に合わない)。a Pyrrhic victory の形で覚える。
💡 形容詞形は Pyrrhic(ピュロスの・割に合わない)。a Pyrrhic victory の形で覚える。
🏛 語源・歴史
ギリシャ語 Pyrrhos(Πύρρος)「炎のような・赤毛の」に由来する名。語幹の pyr(火)は、英語の pyre(火葬用の薪)や pyromania(放火癖)と同語源。ラテン語を経て英語 Pyrrhus となり、彼の名から形容詞 Pyrrhic と成句 Pyrrhic victory が生まれた。
pyr
「火」
「火」
ギリシャ語
Pyrrhos
「炎のような・赤毛の」
「炎のような・赤毛の」
ギリシャ語
Pyrrhus
英語(人名)
💬 Pyrrhus に関連する頻出表現
Pyrrhic victory
ピュロスの勝利(割に合わない勝利)
Pyrrhus of Epirus
エピロスのピュロス
a costly victory
犠牲の大きい勝利
win at a great cost
大きな代償を払って勝つ
a hollow victory
むなしい勝利
the war with Rome
ローマとの戦争
🧩 確認クイズ
Q1. "Pyrrhic victory" の意味として正しいものはどれ?
A 完全で理想的な勝利 B 不戦勝 C 犠牲が大きすぎる割に合わない勝利 D 逆転勝利
A 完全で理想的な勝利 B 不戦勝 C 犠牲が大きすぎる割に合わない勝利 D 逆転勝利
Q2. Pyrrhus はどこの王だった?
A ローマ B 古代エピロス C エジプト D ペルシャ
A ローマ B 古代エピロス C エジプト D ペルシャ