ずりやう

標準
現代仮名遣い:ずりょう / 読み:ズリョウ
名詞
有職故実 官職 頻出

受領(実際に任国へ下る国司の長官)

📖 意味

  1. 1
    受領(実際に任国へ下る国司の長官) 現地で政務・徴税を行う地方官の最上席

📜 出典・例文

父はさる国のずりやうなりけり。

父はある国の受領であった。

──『例文』
ずりやうの娘とて、あなづらる。

受領の娘だといって、見下される。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

任国に赴任して実務をとる国司の長官。中流貴族の典型で、任地で富を蓄えられたが、都の上流貴族からは一段低く見られた。『源氏物語』の明石の入道や、受領の娘の身の上など、物語の背景理解に不可欠。

🧠 覚え方・ゴロ

「“受(ず)領(りやう)”=任国を受け領(おさ)める地方長官」と、受け取る+治めるで覚える。

🏛 語源・成り立ち

「受領(ずりやう)」は、前任者から国務を受け継ぐ意。任国に下って実務をとる国司の長官を指した。

🔗 関連語・対義語

こくし国司・地方官 みやづかへ宮仕え・出仕

❓ よくある質問

Q. 受領はどんな身分?

中流貴族の代表格です。任国で徴税などを担い富を蓄えられましたが、都の上流貴族からは一段低く見られました。物語では、そうした受領やその娘の境遇がしばしば描かれます。

Q. なぜ物語で重要なの?

作者や登場人物の多くが受領層と関わり、身分差・経済力・地方赴任といったテーマの背景になるからです。受領の位置づけを知ると人物関係が読みやすくなります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「ずりやう(受領)」とは?
A 実際に任国へ下る国司の長官    B 宮中を警護する武官    C 天皇の后    D 寺の僧の長
Q2. 受領はおおよそどの身分か?
A 中流貴族    B 最上流の摂関家    C 庶民    D 皇族
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