ゆく

標準
現代仮名遣い:ゆく / 読み:ユク
動詞・カ行四段活用
基本動詞 和歌

行く・進む/過ぎゆく・(時が)たつ/(補助動詞)〜していく

📖 意味

  1. 1
    行く・進む・移動する・出かける «中心義»ある方向へ進む。現代語に残る。「いく」とも。
  2. 2
    (時・季節・水などが)過ぎゆく・流れゆく・たつ 「ゆく年」「ゆく川の流れ」「ゆく春」。
  3. 3
    (婉曲に)死ぬ・世を去る・逝く «要注意»「つひにゆく道(死出の道)」。
  4. 4
    (動詞連用形に付いて)だんだん〜していく・〜し続ける «補助動詞»「散りゆく」「暮れゆく」。

📜 出典・例文

ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。

流れゆく川の流れは絶えることがなく、それでいて、もとの水ではない。

──『方丈記』
都をいでて、東(あづま)へゆく。

都を出て、東国へ行く。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「行く・進む」が中心で、「(時・季節・水が)過ぎゆく」「(婉曲に)死ぬ・逝く」の意も。動詞連用形に付く補助動詞「〜ゆく(だんだん〜していく)」も重要(「散りゆく」「更けゆく」)。方丈記「ゆく川の流れ」(無常)、伊勢物語「つひにゆく道(死出の道)」が有名。「いく」とも。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

進む・過ぎ「行(ゆ)く」/だんだん〜してゆく。

🏛 語源・成り立ち

「行(ゆ)く/逝く」。ある方向へ進む意。時の経過・死へも。

🔗 関連語・対義語

きたる来る・やって来る わたる移動する・過ごす・一面に〜する

❓ よくある質問

Q. 「散りゆく」の「ゆく」はどんな働き?

動詞の連用形に付く補助動詞で、「だんだん〜していく・〜し続ける」という意を添えます。「散りゆく」=「(花が)だんだん散っていく」となります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「ゆく川の流れは絶えずして」の「ゆく」の意味は?
A 流れゆく    B とどまる    C あふれる    D 凍る
Q2. 「つひにゆく道」の「ゆく」の婉曲な意味は?
A 死ぬ・逝く    B 旅立つ    C 帰る    D 急ぐ
← 古文・古典合格メニューへもどる