よする

標準
現代仮名遣い:よする / 読み:ヨスル
動詞サ行下二段
動作語 和歌 寄せる

寄せる・近づける/かこつける・ことよせる

📖 意味

  1. 1
    寄せる・近づける・引き寄せる そばへ寄せる。波が寄せることにも
  2. 2
    かこつける・ことよせる・関係づける 他の事にかこつけて言う。思いを託す

📜 出典・例文

波を岸によする。

波を岸へ寄せる。

──『例文』
花によせて思ひを述ぶ。

花にことよせて(=かこつけて)思いを述べる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

『寄せる(物理)』と『ことよせる・かこつける(比喩)』の二面。和歌では、自然の景物に思いを『よせて(託して)』表現する技法に関わる。「ことよす(言寄す)」で『かこつけて言う』。サ行下二段活用。

🧠 覚え方・ゴロ

「“寄(よ)す”=寄せる/思いを寄せてかこつける」と、寄せるで覚える。

🏛 語源・成り立ち

「よる(寄る)」の他動詞形で、そばへ寄せる意。転じて、事に託す・かこつける意にも広がった。

🔗 関連語・対義語

ことよすかこつける・ことよせる よる近寄る・頼る

❓ よくある質問

Q. 『かこつける』の意味はどんな時?

他の事を口実にして言う・自然の景物に思いを託す文脈で出ます。『花によせて思ひを述ぶ(花にかこつけて心を述べる)』のように用います。

Q. 和歌の技法と関わる?

はい。自然の景物に心情を『よせて(託して)』詠む発想と結びつきます。景物と心情を重ねる和歌の基本的な方法の一つです。

🧩 確認クイズ

Q1. 「花によせて思ひを述ぶ」の意味は?
A 花にことよせて(かこつけて)思いを述べる    B 花を摘んで飾る    C 花を人に贈る    D 花を眺めて眠る
Q2. 「よする」の意味に含まれないものは?
A 遠ざける    B 寄せる    C 近づける    D かこつける
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