やさし

重要
現代仮名遣い:やさし / 読み:ヤサシ
形容詞・シク活用
感情語 頻出

身も細るほどつらい・立派だ・優美だ

📖 意味

  1. 1
    身も細るほどつらい・きまりが悪い・恥ずかしい 「痩(や)す」が語源。中心義。
  2. 2
    けなげだ・感心だ・殊勝だ・立派だ 他人の言動をほめる評価。頻出。
  3. 3
    優美だ・上品だ・風流だ 「優」の字義。

📜 出典・例文

身もやさしきまで恥づかしく思ふ。

身も細るほどきまり悪く恥ずかしく思う。

──『例文』
賤(しづ)の男(を)ながら、やさしくもふるまひけり。

身分の低い男でありながら、感心にも(立派に)振る舞った。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

語源は動詞「痩(や)す」で、「身が痩せ細るほどつらい・恥ずかしい」が原義。そこから「(そう感じるほど)けなげだ・立派だ」「優美だ」へ展開。現代語の「思いやりがある」の意はないので注意。文脈で「つらい/立派だ/優美だ」を判断。

🧠 覚え方・ゴロ

身が「痩(や)す」ほど——やさし=身も細るほどつらい/けなげで立派だ。

🏛 語源・成り立ち

動詞「痩(や)す」の形容詞化。身が細る思いから「つらい・恥ずかしい」、さらに「殊勝だ・優美だ」へ。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「やさし」は現代語の「やさしい」と同じ?

違います。古文では「身も細るほどつらい・恥ずかしい」「けなげだ・立派だ」「優美だ」の意で、現代語の「思いやりがある」の意味はありません。

🧩 確認クイズ

Q1. 「賤の男ながら、やさしくもふるまひけり」の「やさしく」の意味は?
A 親切に    B けなげに・立派に    C 冷たく    D 急いで
Q2. 「やさし」の語源となった動詞は?
A 痩す    B 安す    C 止す    D 野す
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