やる

重要
現代仮名遣い:やる / 読み:ヤル
動詞・ラ行四段活用
頻出 基本動詞

行かせる・(気を)晴らす・遠くへ〜する

📖 意味

  1. 1
    (人を)行かせる・派遣する・差し向ける 自分から離して向こうへ行かせる。
  2. 2
    (手紙・物を)送る・届ける 「文をやる」など。
  3. 3
    (心・気を)晴らす・慰める 「心をやる」「思ひやる」。
  4. 4
    【補助動詞】遠くまで〜する・すっかり〜する 「見やる(遠くを見る)」「え〜やらず(〜しきれない)」。

📜 出典・例文

使ひをやりて、消息(せうそこ)を伝ふ。

使者を行かせて、手紙(の用件)を伝える。

──『例文』
眺めやれど、雲居はるかにて見えず。

遠く眺めやるけれど、空のかなたで見えない。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

本義は「自分の所から向こうへ離す」。人・物・心を対象に「行かせる・送る・晴らす」と展開。補助動詞「〜やる」=「遠くまで/すっかり〜する」、打消を伴う「え〜やらず」=「〜しきれない」が超頻出。「思ひやる」=遠くを思う・想像する・気晴らしをする。

🧠 覚え方・ゴロ

向こうへ「遣(や)る」=行かせる・送る・(気を)晴らす。

🏛 語源・成り立ち

「遣(や)る」。自分の側から対象を遠ざけ向こうへ動かす意が原義。

🔗 関連語・対義語

思ひやる遠くを思う・想像する・気を晴らす つかはすお遣わしになる・お与えになる

❓ よくある質問

Q. 「え見やらず」はどう訳す?

「(遠くまで)見きることができない」と訳します。「え〜やらず」で「〜しきれない・最後まで〜できない」という不可能の意になります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「使ひをやりて」の「やり」の意味は?
A 呼び戻して    B 行かせて    C 止めて    D 隠して
Q2. 「え〜やらず」の意味として正しいものは?
A 〜し続ける    B 〜しきれない    C 〜し始める    D きっと〜する
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