やがて

最重要
現代仮名遣い:やがて / 読み:ヤガテ
副詞
副詞 頻出 現代語とのズレ 徒然草

そのまま/すぐに(間をおかず)

📖 意味

  1. 1
    そのまま、引き続いて 中心義。状態を変えずに続くさま。
  2. 2
    すぐに、ただちに(間をおかず) 時間をおかずに次の動作が起こるさま。

📜 出典・例文

やがてかけこもらましかば、口惜しからまし。

そのまま(門を)掛けて閉じこもってしまったなら、興ざめだっただろう。

──『徒然草・第三十二段』

⚠️ 識別・注意点

現代語『やがて(しばらくして・そのうち)』で訳すと誤り。古文では《そのまま》《すぐに(間をおかず)》。現代語のように『時間が経ってから』ではなく、むしろ即座・継続の意である点が最重要。

🧠 覚え方・ゴロ

「やがて」=“矢”のように、間をおかず・そのまま。『そのうち』ではない!

🏛 語源・成り立ち

『そのまま・じかに』が原義。時間的な即時性(すぐに)と状態の継続(そのまま)の両方を表した。『そのうち』の意は近世以降の変化。

🔗 関連語・対義語

すなはちすぐに・その時すぐ さながらそのまま・すべて

❓ よくある質問

Q. 現代語『やがて』と同じですか?

違います。古文では『そのまま』『すぐに(間をおかず)』が中心で、『しばらくして・そのうち』ではありません。

Q. 二つの意味はどう見分けますか?

状態がそのまま続くなら『そのまま』、次の動作が即座に起こるなら『すぐに』が基本です。

🧩 確認クイズ

Q1. 古文「やがて」の意味として最適なものは?
A そのうち・しばらくして    B そのまま・すぐに    C 決して〜ない    D たいそう
Q2. 「やがて帰りぬ」の訳として適切なものは?
A そのうち帰った    B すぐに帰った    C 帰らなかった    D 帰りたがった
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