わたどの

標準
現代仮名遣い:わたどの / 読み:ワタドノ
名詞
有職故実 住居 頻出

渡殿(建物と建物をつなぐ渡り廊下)

📖 意味

  1. 1
    渡殿(建物どうしをつなぐ渡り廊下) 寝殿造りで、寝殿と対の屋などを結ぶ通路

📜 出典・例文

わたどのを通りて対の屋へ行く。

渡殿を通って対の屋へ行く。

──『例文』
わたどののほどにて人に会ふ。

渡殿のあたりで人に会う。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

寝殿造りで、中心の寝殿と東西の対の屋などをつなぐ屋根付きの渡り廊下。人の行き来する通路であり、物語では人と偶然出会う・立ち聞きする・和歌をやりとりする場としても機能する。当時の邸宅構造を読む鍵。

🧠 覚え方・ゴロ

「“渡(わた)る殿(どの)”=建物を渡る廊下=渡殿」と、渡る+殿で覚える。

🏛 語源・成り立ち

「渡る(わたる)+殿(どの)」で、建物どうしを渡してつなぐ通路の意。寝殿造りの渡り廊下を指す。

🔗 関連語・対義語

たいのや対の屋・寝殿の東西の建物 しんでん寝殿・邸宅の中心の建物

❓ よくある質問

Q. 渡殿はどんな場所?

寝殿造りで、中心の寝殿と東西の対の屋などをつなぐ屋根付きの渡り廊下です。人の通り道であると同時に、物語では出会いや立ち聞きの場としても描かれます。

Q. 寝殿造りの構造とどう関わる?

寝殿造りは中央の寝殿と、その周りの対の屋を渡殿でつなぐ構造です。渡殿を知ると、登場人物の移動や邸内の空間関係が読み取りやすくなります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「わたどの(渡殿)」とは?
A 建物どうしをつなぐ渡り廊下    B 門番の詰め所    C 台所    D 馬小屋
Q2. 渡殿がつなぐのは?
A 寝殿と対の屋など    B 都と地方    C 此岸と彼岸    D 現世と来世
← 古文・古典合格メニューへもどる