わび

標準
現代仮名遣い:わび / 読み:ワビ
名詞
名詞 心情 美意識

つらさ・わびしさ/閑寂の趣・わび

📖 意味

  1. 1
    つらさ・やるせなさ・わびしさ・気落ち «中心義»思うようにならず心が沈むこと。
  2. 2
    (俗世を離れた)ものさびしい趣・閑寂の風情・簡素な味わい «要注意»後世の茶・俳諧の美意識「わび」につながる。

📜 出典・例文

世のわびをのがれて、山に住む。

俗世のつらさをのがれて、山に住む。

──『例文』
草庵(さうあん)のわび、かへつて心すむ。

草庵のもの寂しい趣は、かえって心が澄み晴れる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

動詞「わぶ(つらく思う・思い悩む・落ちぶれる)」の名詞形で、「つらさ・わびしさ」が中心。そこから、俗世を離れた「ものさびしい趣・閑寂の風情」の美意識へ発展し、後世の茶道・俳諧の「わび・さび」につながる。「わびし」とも関連。

🧠 覚え方・ゴロ

「わぶ」つらさ→閑寂の趣——わび=わびしさ・閑寂の風情。

🏛 語源・成り立ち

動詞「侘(わ)ぶ」の名詞形。思うようにならないつらさ、そこから閑寂の趣へ。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「わび」の美意識とは?

俗世を離れた簡素なもの・ものさびしいものの中に、かえって深い趣を見いだす美意識です。もとは「つらさ・わびしさ」の意でしたが、後世に茶道・俳諧の「わび・さび」の理念へと発展しました。

🧩 確認クイズ

Q1. 「世のわびをのがれて、山に住む」の「わび」の意味は?
A 楽しさ    B つらさ・わびしさ    C 豊かさ    D にぎわい
Q2. 「わび」のもとになった動詞は?
A わぶ    B わたる    C わく    D わらふ
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