うつし

標準
現代仮名遣い:うつし / 読み:ウツシ
形容詞・シク活用/名詞的
評価語

正気だ・現実だ・目が覚めている

📖 意味

  1. 1
    正気だ・意識がはっきりしている・平常心だ «中心義»「うつし心」で「正気・意識」。
  2. 2
    現実だ・この世のものだ・生きている 「うつし身」で「生身の体・現世の身」。

📜 出典・例文

あまりの恐ろしさに、うつし心もなし。

あまりの恐ろしさに、正気もない(気を失いそうだ)。

──『例文』
うつし身の限りは、道を求めむ。

生身の身のあるかぎりは、仏道を求めよう。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「うつつ(現=現実・正気)」と同源で、「正気だ・現実だ」の意。単独よりも「うつし心(正気・意識)」「うつし身(生身の体・現世の身)」の複合で頻出。「うつし心もなし」=「正気を失う・気が気でない」。

🧠 覚え方・ゴロ

「現(うつ)つ」と同源——うつし=正気だ・現実だ。

🏛 語源・成り立ち

「現(うつ)つ」と同源。目が覚めて現実を認識している状態を表す。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「うつし心もなし」はどう訳す?

「正気もない・気が気でない・気を失いそうだ」と訳します。「うつし心」=正気・意識で、それが「ない」で正気を失うさまを表します。

🧩 確認クイズ

Q1. 「あまりの恐ろしさに、うつし心もなし」の「うつし心」の意味は?
A 美しい心    B 正気・意識    C 悲しい心    D やさしい心
Q2. 「うつし」と同源の語は?
A うつつ(現)    B うつくし    C うたて    D うとし
← 古文・古典合格メニューへもどる