うつせみ

重要
現代仮名遣い:うつせみ / 読み:ウツセミ
名詞
和歌 無常 枕詞

この世の人・現世/蝉の抜け殻(はかなさの象徴)

📖 意味

  1. 1
    この世の人・生きている人/現世 もと「現人(うつしおみ)」=この世の人の意
  2. 2
    蝉の抜け殻 「空蝉」の表記。中身のない、はかないものの象徴

📜 出典・例文

うつせみの世は憂きものと知りぬ。

この世(現世)はつらいものだと思い知った。

──『例文』
うつせみの殻ばかりを残して。

蝉の抜け殻ばかりを残して。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

もと『現人(うつしおみ)=この世の人』が語源で『現世・世の人』を表す。「空蝉」の字を当てて『蝉の抜け殻=はかないもの』の意も生じ、無常の象徴となった。「世」「命」「人」にかかる枕詞。源氏物語の巻名・人物名でも有名。

🧠 覚え方・ゴロ

「“空(うつ)”ろな“蝉(せみ)”の殻=はかない現世」と、抜け殻=はかなさで覚える。

🏛 語源・成り立ち

もと「現人(うつしおみ)」=この世の人。音が転じ、「空蝉」の字が当てられて『蝉の抜け殻・はかなさ』の意も帯びた。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 『空蝉』と『現人』はどう関係する?

語源は『現人(うつしおみ)=この世の人』ですが、音の類似から『空蝉(蝉の抜け殻)』の字が当てられ、『中身のない・はかないもの』の意が加わりました。両義が重なって無常の象徴になっています。

Q. 枕詞としてはどう使う?

『うつせみの』の形で、「世」「命」「人」などにかかります。現世のはかなさを含意しながら、これらの語を導きます。

🧩 確認クイズ

Q1. 「うつせみの世」の意味は?
A この世・現世    B あの世・来世    C 夢の中    D 神の国
Q2. 「うつせみ」が象徴するものは?
A はかなさ・無常    B 永遠・不変    C 富貴    D 勝利
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