うつろふ

重要
現代仮名遣い:うつろう / 読み:ウツロウ
動詞ハ行四段活用
動詞 頻出 古今集 無常

(花などが)色あせ散る・移り変わる/心変わりする

📖 意味

  1. 1
    (花・葉が)色あせる、散る、盛りが過ぎる 中心義。盛りを過ぎて衰えていくさま。
  2. 2
    移り変わる、(場所・時が)変わる 状態がうつり変わっていくさま。
  3. 3
    (心が)変わる、心移りする、飽きて離れる 愛情・気持ちが他へ移るさま。

📜 出典・例文

色見えでうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける

(草木と違い)色に表れず人知れず色あせ移ろっていくものは、この世の中の人の心という花であったよ。

──『古今和歌集』

⚠️ 識別・注意点

『移る』に反復・継続の意が加わった語で、《だんだん色あせ変わっていく》が核。花の落花・盛りの衰えから、時勢の変化、そして《心変わり》へと広がる。無常観・恋の心変わりを表す和歌で頻出。

🧠 覚え方・ゴロ

「移(うつ)ろふ」=じわじわ移り変わる、色あせ・心変わり。

🏛 語源・成り立ち

動詞「移る(うつる)」に反復・継続を表す要素が加わった語で、『しだいに移り変わる・色あせる』意を表す。

🔗 関連語・対義語

うつる移る・(色が)映える いたづらなりむだだ・むなしい

❓ よくある質問

Q. 「うつろふ」はどんな対象に使いますか?

花や葉の色あせ・落花、時勢の変化、人の心変わりなど、『しだいに移り変わる』もの全般に使います。

Q. 「うつる」との違いは?

「うつる」が単に移動・変化するのに対し、「うつろふ」は『だんだん色あせ変わっていく』継続・衰退のニュアンスが強いです。

🧩 確認クイズ

Q1. 「うつろふ」の意味として最適でないものは?
A 色あせて散る    B 移り変わる    C 心変わりする    D 大声で騒ぐ
Q2. 「色見えでうつろふもの…」を詠んだ歌人は?
A 在原業平    B 小野小町    C 紀貫之    D 和泉式部
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