うたて

重要
現代仮名遣い:うたて / 読み:ウタテ
副詞
感情語 頻出 源氏物語

いやだ・情けない/ますます

📖 意味

  1. 1
    いやだ・情けない・不快だ 心に染まないこと・嘆かわしいことへの感情
  2. 2
    ますます・いよいよ(程度が進む) 望まぬ方向へ事態が進むさまを表す

📜 出典・例文

うたて心憂しと思へど。

いやでつらいと思うけれど。

──『例文』
風うたて吹きまさりて。

風がますます強く吹きつのって。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

基本は『いやだ・情けない』という不快の情。程度を表す文脈では『ますます(望ましくない方へ)』。いずれもマイナスの気分を伴うのが特徴で、好ましい『ますます』には使わない。

🧠 覚え方・ゴロ

「“うたて”=歌手(うたて)が下手で“いやだ”」と語呂で不快感を結びつける。

🏛 語源・成り立ち

動詞「転(うた)ぬ」に由来し、事態が思わぬ方へ転じていくさまを表す。そこから『いやだ・ますます(悪い方へ)』の意が生じた。

🔗 関連語・対義語

うたてしいやだ・情けない こころうしつらい・情けない

❓ よくある質問

Q. 「うたて」が『ますます』になるのはどんな時?

風・雨・病など、望ましくない事態が進行する文脈です。良い方向の『ますます』には使われず、必ず不快・不本意の色を帯びます。

Q. 形容詞「うたてし」との違いは?

「うたて」は副詞、「うたてし」は形容詞ですが、意味の核(いやだ・情けない)は共通です。

🧩 確認クイズ

Q1. 「風うたて吹きまさる」の「うたて」の意味は?
A ますます(望ましくない方へ)    B 静かに    C うれしそうに    D たまに
Q2. 「うたて」が表す気分は?
A 不快・情けなさ    B 喜び    C 驚きの称賛    D 安心
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