うるむ

標準
現代仮名遣い:うるむ / 読み:ウルム
動詞マ行四段
情景語 和歌

(涙で)うるむ・ぼんやりする/(声が)涙で曇る

📖 意味

  1. 1
    (目が涙で)うるむ・ぼんやりする 涙がにじんで、はっきり見えない
  2. 2
    (声が)涙で曇る・うわずる 泣きそうで声が湿る
  3. 3
    (月などが)ぼやける・かすむ 湿った空気などでぼんやりする

📜 出典・例文

目うるみて、物も見えず。

目が涙でうるんで、何も見えない。

──『例文』
声うるみて、言ひさす。

声が涙で曇って、言いかけてやめる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

『(涙で)うるむ・ぼんやりする』が中心で、目・声・月などがしっとり湿ってぼやけるさまを表す。悲しみ・涙の場面に多い。「かすむ」「くもる」と近いが、「うるむ」は湿り気を帯びてぼやける点に特徴がある。

🧠 覚え方・ゴロ

「“潤(うる)む”=うるおって(涙で)ぼやける」と、潤い=湿りで覚える。

🏛 語源・成り立ち

「うるほふ(潤ふ)」に関わり、湿り気を帯びる意。涙で目・声がうるみぼやけるさまを表す。

🔗 関連語・対義語

うるほふ潤う・湿りけを帯びる かすむ霞んでぼんやりする

❓ よくある質問

Q. 声にも使う?

はい。『声うるむ(声が涙で曇る・うわずる)』のように、泣きそうで声が湿るさまも表します。悲しみをこらえる場面で用いられます。

Q. 「かすむ」との違いは?

「うるむ」は湿り気を帯びてぼやける(涙・湿気)、「かすむ」は霞がかかってぼやける(主に春の景)点が異なります。ともにぼんやりするさまです。

🧩 確認クイズ

Q1. 「目うるみて」の意味は?
A 目が涙でうるんで    B 目を閉じて    C 目を見開いて    D 目をそらして
Q2. 「うるむ」が表すのは?
A 涙・湿りでぼやけること    B からからに乾くこと    C 強く光ること    D 固くこわばること
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