うきよ

重要
現代仮名遣い:うきよ / 読み:ウキヨ
名詞
無常 和歌 頻出

つらい世の中・はかない現世

📖 意味

  1. 1
    つらい世の中・いやな世 思うにまかせず、憂いの多い世
  2. 2
    はかない現世・無常の世 移ろいやすい、頼りない世の中

📜 出典・例文

うき世をいとひて山に入る。

つらい世の中を厭って山に入る(出家する)。

──『例文』
うき世の中を嘆く。

つらくはかない世の中を嘆く。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

『つらい世・いやな世(憂き世)』が本来で、思うにまかせぬ世への嘆きを表す。恋の苦しみや無常観と結びつき、出家(世を厭う)の動機にもなる。のちに『浮き世(はかなく浮ついた現世)』の表記・語感も生じた。「うし(憂し)」に由来。

🧠 覚え方・ゴロ

「“憂(う)き世(よ)”=憂いの多いつらい世」と、憂し=つらいで覚える。

🏛 語源・成り立ち

形容詞「うし(憂し=つらい)」の連体形「憂き」+「世」で、つらい世の中の意。のち「浮き世」の表記も。

🔗 関連語・対義語

うしつらい・いやだ しやば娑婆・この世

❓ よくある質問

Q. 「憂き世」と「浮き世」の違いは?

本来は『憂き世(つらい世)』で、「うし(憂し)」に由来します。のちに『浮き世(はかなく浮ついた現世・享楽の世)』の表記・語感も生じました。古文では『つらい世』が中心です。

Q. 出家とどう関わる?

思うにまかせぬ『憂き世』への嘆きが、俗世を厭い出家する動機になります。『うき世をいとふ(つらい世を厭う)』は出家の常套表現です。

🧩 確認クイズ

Q1. 「うき世をいとふ」の意味は?
A つらい世の中を厭う    B 楽しい世を喜ぶ    C 世を治める    D 世に出る
Q2. 「うきよ」の由来となる語は?
A うし(憂し)    B うく(浮く)だけ    C うつ(打つ)    D うる(売る)
← 古文・古典合格メニューへもどる