とんせい

標準
現代仮名遣い:とんせい / 読み:トンセイ
名詞
名詞 仏教

遁世(俗世をのがれ、世を捨てて隠棲・出家すること)

📖 意味

  1. 1
    遁世・俗世をのがれて世を捨てること・出家・隠棲 «中心義»世間・官職を捨てて、閑寂な暮らしや仏道に入ること。
  2. 2
    (遁世者)世捨て人・隠者・遁世の僧 俗世を離れて暮らす人。

📜 出典・例文

官(つかさ)を捨てて、とんせいの身となる。

官職を捨てて、遁世(世を捨てた隠者)の身となる。

──『例文』
とんせいして、山中に草庵(さうあん)を結ぶ。

遁世して、山中に草庵を結ぶ(構える)。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「遁世(とんせい)」は、俗世・世間(官職・地位・人間関係)をのがれ、世を捨てて隠棲・出家すること。「世をのがる」の漢語的表現。「出家(しゅっけ)」と重なるが、遁世は特に「世間を離れて閑居する」面を強調する。「遁世者(とんせいじや)=世捨て人・隠者」。西行・鴨長明・兼好など中世の隠者文学の背景。

🧠 覚え方・ゴロ

世をのがれ捨てる「遁世(とんせい)」=隠棲・出家。

🏛 語源・成り立ち

仏教・漢語「遁世(とんせい)」。世を遁(のが)れる意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「出家」と「遁世」の違いは?

重なる部分が多いですが、「出家」は俗世を捨てて仏門(僧尼)に入ること、「遁世」は特に世間・官職を離れて閑居・隠棲する面を強調します。遁世して隠者となり、閑寂な暮らしを送る例が中世に多く見られます。

🧩 確認クイズ

Q1. 「官を捨てて、とんせいの身となる」の「とんせい」の意味は?
A 出世    B 遁世・世を捨てること    C 旅行    D 結婚
Q2. 「とんせい」と近い意味の動詞は?
A のがる(世をのがる)    B さかゆ(栄ゆ)    C うたげ(宴)    D まつり(祭)
← 古文・古典合格メニューへもどる