たをる

標準
現代仮名遣い:たおる / 読み:タオル
動詞・ラ行四段活用
基本動詞 和歌

手折る・(花や枝を手で)折り取る

📖 意味

  1. 1
    (花・枝を)手で折り取る・手折る・折る «中心義»花や枝を手で折る。

📜 出典・例文

心あてに折らばや折らむ初霜(はつしも)の置きまどはせる白菊の花。……たをりて、髪にかざす。

あて推量で折るなら折ろうか。初霜が置いて見分けにくくさせている白菊の花を。……(それを)手折って、髪にさす。

──『例文』
梅が枝(え)をたをりて、人に贈る。

梅の枝を手折って、人に贈る。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「(花・枝を)手で折り取る」意。「手(た)+折(を)る」から。和歌では、花や枝を手折って贈る・かざす(挿頭にする)・愛でる情景として詠まれる。「たをやか(しなやかで優美だ)」とは別語なので混同しない。「折る(をる)」に接頭語「手(た)」が付いた語。

🧠 覚え方・ゴロ

手で「手折(たを)る」=花・枝を折り取る。

🏛 語源・成り立ち

「手(た)」+「折(を)る」。手で花・枝を折り取る意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「たをる」と「たをやか」は関係ある?

別語です。「たをる(手折る)」は「花・枝を手で折る」動詞、「たをやかなり」は「しなやかで優美だ」の形容動詞です。字面が似ていますが混同しないよう注意します。

🧩 確認クイズ

Q1. 「梅が枝をたをりて、人に贈る」の「たをり」の意味は?
A 梅の枝を植えて    B 梅の枝を手折って    C 梅の枝を眺めて    D 梅の枝を焼いて
Q2. 「たをる」の成り立ちは?
A 手(た)+折(を)る    B 倒+る    C 田+居る    D 絶+る
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