たのし

標準
現代仮名遣い:たのし / 読み:タノシ
形容詞・シク活用
感情語 評価語

楽しい・満ち足りている/裕福だ

📖 意味

  1. 1
    楽しい・愉快だ・心地よい «中心義»心が満ち足りて快いさま。現代語に残る。
  2. 2
    裕福だ・富んでいる・豊かだ «要注意»暮らしが豊かなさま。「たのしき家(裕福な家)」。

📜 出典・例文

花のもとにて、うたげして、いとたのし。

花の下で、宴を開いて、たいそう楽しい。

──『例文』
たのしき家に生まれて、乏(とも)しきことを知らず。

裕福な家に生まれて、貧しさというものを知らない。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「楽しい」意のほか、「裕福だ・富んでいる」の意が古文で要注意(「富し」とも書く)。「たのしき人・たのしき家」=「裕福な人・裕福な家」。対義は「まづし(貧し)」「ともし(乏し)」。文脈でどちらの意かを判断する。

🧠 覚え方・ゴロ

心も財も満ち足りて——たのし=楽しい・裕福だ。

🏛 語源・成り立ち

「楽(たの)し/富(たの)し」。心が満ち足りて快いさま、暮らしが豊かなさまを表す。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 古文の「たのし」に「裕福だ」の意味があるのはなぜ?

「楽(たの)し」は「富(たの)し」とも書き、暮らしが満ち足りて豊かなさまも表しました。「たのしき家」は「裕福な家」の意です。文脈で「楽しい」か「裕福だ」かを判断します。

🧩 確認クイズ

Q1. 「たのしき家に生まれて、乏しきことを知らず」の「たのしき」の意味は?
A 楽しい    B 裕福な    C 貧しい    D 静かな
Q2. 「たのし(裕福だ)」の対義語は?
A まづし    B うれし    C かなし    D をかし
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