たましひ

標準
現代仮名遣い:たましい / 読み:タマシイ
名詞
名詞

魂・霊魂/才知・思慮分別・気力

📖 意味

  1. 1
    魂・霊魂・精神 «中心義»肉体に宿る霊。現代語「魂」に残る。
  2. 2
    才知・思慮分別・心ばえ・才覚 «要注意»物事を判断する知恵。「たましひある人(才知ある人)」「大和魂(実務的才知)」。
  3. 3
    気力・度胸・気概 しっかりした心。

📜 出典・例文

才(ざえ)を本としてこそ、大和魂(やまとだましひ)の世に用ゐらるる方も強うはべらめ。

学問を基礎としてこそ、実務的な才知が世に重んじられることも強くございましょう。

──『源氏物語』
たましひをさなくて、事を誤る。

思慮分別が未熟で、事を誤る。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「魂・霊魂」のほか、「才知・思慮分別・才覚」の意が古文で要注意。「大和魂(やまとだましひ)」は、学問(漢学)の知識に対して、それを実生活で生かす実務的才知・判断力を指す(近代の「日本精神」の意ではない)。「たましひあり(分別がある)」で頻出。

🧠 覚え方・ゴロ

霊魂/才知——たましひ=魂・思慮分別。

🏛 語源・成り立ち

「たま(霊・玉)」+「しひ」。肉体に宿る霊の意から、才知・分別の意へ。

🔗 関連語・対義語

こころ心・気持ち・思慮・本質 ざえ学問・漢学の才

❓ よくある質問

Q. 古文の「大和魂」はどんな意味?

学問(漢学の知識)に対して、それを実生活・実務で生かす実際的な才知・判断力を指します。近代以降の「日本固有の精神」といった意味とは異なるので注意しましょう。

🧩 確認クイズ

Q1. 「たましひをさなくて、事を誤る」の「たましひ」の意味は?
A 財産    B 思慮分別・才知    C 身分    D 容姿
Q2. 古文の「大和魂」の意味は?
A 日本固有の精神    B 実務的な才知・判断力    C 武士の忠義    D 神への信仰
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