たちわかる

標準
現代仮名遣い:たちわかる / 読み:タチワカル
動詞ラ行下二段
動作語 和歌 別離

(その場を立って)別れ去る

📖 意味

  1. 1
    (その場を立って)別れ去る・離別する 腰を上げてその場を去り、人と別れる

📜 出典・例文

名残惜しくもたちわかる。

名残惜しくも別れ去る。

──『例文』
たちわかれいなばの山の峰に生ふる。

(あなたと)別れて因幡(往なば)の山の峰に生える…。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「立ち(動作を起こす)+別る」で『その場を立って別れる』。単なる「わかる」より、別れの動作・情景が強調される。惜別の和歌に多く、「たちわかれ」と連用形で用いられることが多い。

🧠 覚え方・ゴロ

「“立(た)ち”上がって“別(わか)る”=立ち別れる」と、立つ+別れるで覚える。

🏛 語源・成り立ち

「立つ(動作を起こす接頭語的用法)+別る」で、その場を立ってきっぱり別れ去る意を表す。

🔗 関連語・対義語

わかる別れる・離れる なごり名残・別れの余情

❓ よくある質問

Q. 有名な用例は?

百人一首の在原行平『立ち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かば今帰り来む』が有名で、「いなば」に『往なば(去るなら)』と地名「因幡」、「まつ」に『松』と『待つ』を掛けています。

Q. 「わかる」との違いは?

「たちわかる」は『立つ』が加わって、その場を立って別れ去る動作・情景を強調します。惜別の余情を伴う表現です。

🧩 確認クイズ

Q1. 「たちわかる」の意味は?
A その場を立って別れ去る    B 立ち止まる    C 立ち上がる    D 理解する
Q2. 「たち」が添える働きは?
A 動作を起こし別れを強調する    B 尊敬を表す    C 打消を表す    D 疑問を表す
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