さうらふ

標準
現代仮名遣い:そうろう / 読み:ソウロウ
動詞・ハ行四段活用
敬語 丁寧語 武士

お仕えする/あります・ございます/(丁寧の補助動詞)〜です・〜ます

📖 意味

  1. 1
    お仕えする・伺候する・お控えする «本動詞・謙譲»貴人のそばにお仕えする。
  2. 2
    あります・おります・ございます «本動詞・丁寧»「あり・をり」の丁寧語。
  3. 3
    (丁寧の補助動詞)〜です・〜ます・〜でございます «頻出»«中世»「よく候ふ(よいです)」「知らず候ふ(存じません)」。

📜 出典・例文

「その儀(ぎ)にては候はず」と申す。

「そういうことではございません」と申し上げる。

──『例文』
はや、いくさ始まりて候ふ。

もう、戦が始まっております(始まりました)。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「さぶらふ(候ふ)」が変化した「さうらふ」は、中世(鎌倉〜室町)に丁寧語として広く用いられた。本動詞「あります・ございます・お仕えする」、また丁寧の補助動詞「〜です・〜ます・〜ございます」(「〜て候ふ・〜に候ふ」)。特に軍記物語・会話文で頻出(「候文〈そうろうぶん〉」)。平安の「はべり」に代わる丁寧語。現代語「そうろう(候)」に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

中世の丁寧語「候(さうら)ふ」=あります・〜ます。

🏛 語源・成り立ち

「さぶらふ(候ふ)」の変化形。お仕えする意から、丁寧語へ。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「さうらふ」と「はべり」の関係は?

どちらも丁寧語「あります・ございます」ですが、「はべり」は主に平安時代、「さうらふ(候ふ)」は主に中世(鎌倉〜室町)に用いられました。軍記物語や会話文では「さうらふ」が中心的な丁寧語です。

🧩 確認クイズ

Q1. 「はや、いくさ始まりて候ふ」の「候ふ」の意味は?
A 〜ております・〜ます(丁寧)    B 〜されない(打消)    C 〜なさる(尊敬)    D 〜だろう(推量)
Q2. 「さうらふ」が丁寧語として主に用いられた時代は?
A 中世(鎌倉〜室町)    B 奈良時代のみ    C 江戸後期のみ    D 現代のみ
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