そこはかとなし

重要
現代仮名遣い:そこはかとなし / 読み:ソコハカトナシ
形容詞・ク活用(連語)
評価語 頻出 徒然草

どこということもない・とりとめもない・なんとなく

📖 意味

  1. 1
    どこそこと(はっきり)した所がない・とりとめもない・あてもない «中心義»これという明確な点がないさま。
  2. 2
    なんとなく〜だ・これといった理由もなく〜だ «副詞的»「そこはかとなく」で「なんとなく・あてもなく」。

📜 出典・例文

つれづれなるままに、日暮らし、硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば……

することもなく退屈なのにまかせて、一日中、硯に向かって、心に浮かんでは消えるとりとめもないことを、あてもなく書きつけていると……

──『徒然草(序段)』
そこはかとなく、もの悲しき夕暮れなり。

なんとなく、もの悲しい夕暮れである。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「そこ(其処)」+「はか(はっきりした限り)」+「となし」で、「これという明確な点がない・とりとめもない」。副詞的な「そこはかとなく(なんとなく・あてもなく)」が特に頻出。徒然草序段の「そこはかとなく書きつくれば」は超頻出。

🧠 覚え方・ゴロ

「そこ」と指せる「はか(明確さ)」がない——そこはかとなし=とりとめもない・なんとなく。

🏛 語源・成り立ち

「其処(そこ)」+「はか(明確な限り・程度)」+「と無し」。はっきりした点がない意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「そこはかとなく書きつくれば」はどう訳す?

「あてもなく(とりとめもなく)書きつけていると」と訳します。徒然草序段で、心に浮かぶことを次々と書きつづるさまを表す有名な表現です。

🧩 確認クイズ

Q1. 「そこはかとなく書きつくれば」の「そこはかとなく」の意味は?
A きちんと整えて    B あてもなく・とりとめもなく    C 急いで    D こっそり
Q2. 「そこはかとなし」が有名な作品は?
A 徒然草(序段)    B 竹取物語    C 土佐日記    D 平家物語
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