しりぞく

標準
現代仮名遣い:しりぞく / 読み:シリゾク
動詞・カ行四段活用
基本動詞 武士

退く・後ろへ下がる/退却する/官職を退く

📖 意味

  1. 1
    後ろへ下がる・退く・後退する «中心義»後ろへ移る。現代語に残る。
  2. 2
    (戦で)退却する・引き下がる・撤退する 「いくさやぶれて、しりぞく」。
  3. 3
    (貴人の前を)退出する・下がる/官職を退く・退官する 「御前(おまへ)をしりぞく」「位をしりぞく」。

📜 出典・例文

敵(かたき)強くして、しばしうしろへしりぞく。

敵が強くて、しばらく後ろへ退却する。

──『例文』
老いて、官(つかさ)をしりぞきて、閑居(かんきよ)す。

年老いて、官職を退いて、静かに暮らす。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「後ろへ下がる・退く」が中心で、「(戦で)退却する」「(貴人の前を)退出する」「官職を退く」の意も。「進む」の対。「すすむ・しりぞく(進退)」で身の処し方を表す。他動詞「しりぞく(退く=しりぞける・遠ざける)」もある(下二段)。「まかる(退出する・謙譲)」と関連。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

後ろへ「退(しりぞ)く」=下がる・退却する。

🏛 語源・成り立ち

「後(しり)」+「退(ぞ)く」。後ろへ下がる意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「官をしりぞく」はどう訳す?

「官職を退く・退官する・辞職する」と訳します。「しりぞく」には、後退する意のほか、地位・官職を退く意があります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「敵強くして、しばしうしろへしりぞく」の「しりぞく」の意味は?
A 前進する    B 退却する・後ろへ下がる    C 攻める    D とどまる
Q2. 「しりぞく」と対をなす語は?
A すすむ(進む)    B さく(咲く)    C もゆ(燃ゆ)    D かる(枯る)
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