せき

標準
現代仮名遣い:せき / 読み:セキ
名詞
名詞 和歌

関所・関/隔てるもの

📖 意味

  1. 1
    関所・関・国境などの検問所 «中心義»通行人を取り締まる施設。
  2. 2
    (往来や思いを)隔てるもの・障害・妨げ «要注意»比喩的に、心や涙をせき止めるもの。

📜 出典・例文

これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関。

これがまあ、(東へ)行く人も(都へ)帰る人も、ここで別れてはまた出会う、知る人も知らぬ人も(行き交う)、その逢坂の関なのだなあ。

──『後撰和歌集(百人一首)』
涙のせきも、えとどめず。

涙をせき止めることも、できない。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「関所」の意が基本。歌枕「逢坂(あふさか)の関」は「逢ふ」を掛けて男女の逢瀬を暗示するなど、和歌で言葉遊びに用いられる。比喩的に「涙のせき(涙をせき止めるもの)」など、隔て・妨げの意にも注意。

🧠 覚え方・ゴロ

通行を止める「関(せき)」=関所/隔てるもの。

🏛 語源・成り立ち

「関(せき)」。通行を「せく(塞く)」施設。転じて隔てるものの意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「逢坂の関」が和歌で好まれるのはなぜ?

「逢坂」に「逢ふ(会う)」が掛かり、関を越えて人と「逢う」ことを暗示できるためです。別れと再会の場としても詠まれ、歌枕として頻出します。

🧩 確認クイズ

Q1. 「涙のせきも、えとどめず」の「せき」の意味は?
A 関所    B せき止めるもの    C 咳    D 席
Q2. 「逢坂の関」で「逢坂」に掛かる語は?
A 逢ふ    B 青    C 扇    D 秋
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