さそふ

標準
現代仮名遣い:さそう / 読み:サソウ
動詞・ハ行四段活用
行動 和歌

誘う・連れ立つ・(風が花を)散らす

📖 意味

  1. 1
    誘う・勧める・いざなう 一緒に行動するよう促す。現代語と同じ。
  2. 2
    連れ立つ・引き連れる・伴う 一緒に連れて行く。
  3. 3
    (風などが花・葉を)散らす・吹き動かす 和歌で頻出。要注意。

📜 出典・例文

花さそふ嵐の庭の雪ならで、ふりゆくものはわが身なりけり。

花を散らす嵐の庭に降る(花の)雪ではなくて、古りゆく(年老いてゆく)のはわが身なのだった。

──『新勅撰和歌集(百人一首)』
友をさそひて、月見に出づ。

友を誘って、月見に出かける。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「誘う・連れ立つ」意のほか、「(風が花・葉を)散らす」という和歌特有の用法が要注意。百人一首「花さそふ嵐」=「花を散らす嵐」。「さそはれて」=「(風に)誘われて散って」の含みにも注意。

🧠 覚え方・ゴロ

人を「誘(さそ)ふ」/風が花を〈誘って〉散らす——さそふ。

🏛 語源・成り立ち

「誘(さそ)ふ」。心や物を引き動かして向こうへ促す意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「花さそふ嵐」はどう訳す?

「花を散らす嵐」と訳します。風が花を吹き散らすさまを「さそふ」で表す、和歌に多い用法です。

🧩 確認クイズ

Q1. 「花さそふ嵐」の「さそふ」の意味は?
A 花を咲かせる    B 花を散らす    C 花を植える    D 花を守る
Q2. 「さそふ」と近い意味の語は?
A いざなふ    B はべり    C たまふ    D おはす
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