あふぎ

標準
現代仮名遣い:おうぎ / 読み:オウギ
名詞
有職故実 調度 頻出

扇(あおいで涼をとり、また顔を隠す道具)

📖 意味

  1. 1
    扇・扇子 あおいで風を起こす道具
  2. 2
    (顔を隠す・物を載せる)優雅な小道具 顔を隠したり、歌や物を載せて差し出したりする

📜 出典・例文

あふぎをかざして顔を隠す。

扇をかざして顔を隠す。

──『例文』
あふぎに歌を書きて贈る。

扇に和歌を書いて贈る。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

あおぐ道具であると同時に、顔を隠す・和歌や花を載せて差し出す・手に持って所在なさを紛らすなど、優雅な所作の小道具として頻出。恋の贈答品にもなり、人物の心情・気配を映す。「あふぎ」の表記に注意(発音はオウギ)。

🧠 覚え方・ゴロ

「“あふ(あおぐ)”道具=あふぎ=扇」と、あおぐで覚える。

🏛 語源・成り立ち

動詞「あふぐ(あおぐ)」と同根の名詞で、あおいで風を起こす道具=扇を指す。

🔗 関連語・対義語

ひあふぎ檜扇・薄板を綴じた扇 かはほり蝙蝠扇・紙を張った扇

❓ よくある質問

Q. 扇はあおぐだけの道具?

いいえ。顔を隠す、和歌や花を載せて差し出す、手にして所在なさを紛らすなど、優雅な所作の小道具として重要でした。恋の贈答品にもなり、心情を映す役割を持ちます。

Q. 表記と発音に注意することは?

歴史的仮名遣いでは「あふぎ」と書き、発音は「オウギ」です。動詞「あふぐ(あおぐ)」と同根であることも押さえましょう。

🧩 確認クイズ

Q1. 古文で扇が果たす役割に含まれないものは?
A 田を耕す    B 顔を隠す    C 和歌を載せて贈る    D あおいで涼をとる
Q2. 「あふぎ」と同根の動詞は?
A あふぐ(あおぐ)    B あふ(会ふ)    C あぐ(上ぐ)    D あく(開く)
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