おろかなり

重要
現代仮名遣い:おろかなり / 読み:オロカナリ
形容動詞ナリ活用
評価語 頻出 源氏物語

いいかげんだ・言い尽くせない

📖 意味

  1. 1
    いいかげんだ・おろそかだ 手抜きで不十分なさま。対象を大切に扱わない態度
  2. 2
    言い尽くせない・並一通りだ 「言ふもおろかなり」の形で『言葉では言い尽くせないほどだ』と強調に使う

📜 出典・例文

親の心はおろかなるやうなれど。

親の心はいいかげんなようであるけれど。

──『例文』
そのうつくしさ、言ふもおろかなり。

その美しさは、言葉では言い尽くせないほどである。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

現代語の「愚か(ばかだ)」ではない。①『いいかげんだ』②「言ふもおろかなり」で『言い尽くせない(=素晴らしさの強調)』の二本立て。特に②はほめ言葉になる点に注意。

🧠 覚え方・ゴロ

「“言ふもおろか”=言っても足りない」と慣用句ごと暗記。

🏛 語源・成り立ち

「愚(おろ)」は不十分・欠けているさまを表す。そこから『手抜き=いいかげん』、また『言葉が足りない=言い尽くせない』へと展開した。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「言ふもおろかなり」はほめ言葉?けなし言葉?

ほめ言葉です。『言葉では言い尽くせないほど(素晴らしい)』という最上級の称賛を表します。

Q. 現代語の「愚か」とは無関係?

語源は同じ『不十分・欠けている』ですが、古文では『いいかげん・言い尽くせない』が中心で、『ばかだ』の意はほとんど問われません。

🧩 確認クイズ

Q1. 「言ふもおろかなり」の意味は?
A 言葉では言い尽くせないほどだ    B 言うのも愚かなことだ    C 言うのを忘れてしまった    D 言い争っている
Q2. 「おろかなり」の古文での中心的な意味は?
A いいかげんだ    B 頭が悪い    C 貧しい    D 恐ろしい
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