おもむろなり

標準
現代仮名遣い:おもむろなり / 読み:オモムロナリ
形容動詞・ナリ活用
評価語 様子

ゆっくりしている・落ち着いている・静かだ

📖 意味

  1. 1
    ゆっくりしている・遅い・緩やかだ «中心義»動作がゆるやかなさま。現代語「おもむろに(ゆっくりと)」が本来の意。
  2. 2
    落ち着いている・静かだ・おだやかだ あわてず穏やかなさま。

📜 出典・例文

おもむろに立ち上がりて、歩み出づ。

ゆっくりと立ち上がって、歩み出る。

──『例文』
おもむろなる物言ひ、いと心にくし。

落ち着いたものの言い方は、たいそう奥ゆかしい。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

本来は「ゆっくり・落ち着いている」の意で、「おもむろに」=「ゆっくりと」。現代語で「おもむろに」を「急に・いきなり」の意で使うのは本来は誤用で、古文では必ず「ゆっくり・落ち着いて」と訳す。要注意語。

🧠 覚え方・ゴロ

「徐(おもむろ)」=ゆっくり(≠急に)。

🏛 語源・成り立ち

「徐(おもむろ)なり」。動作がゆるやかで落ち着いているさまを表す。

🔗 関連語・対義語

のどかなりのんびりしている・穏やかだ しづかなり静かだ・落ち着いている

❓ よくある質問

Q. 「おもむろに」は「急に」の意味?

いいえ。古文(本来の意味)では「ゆっくりと・落ち着いて」です。現代で「急に・いきなり」の意に使われることがありますが、古文では必ず「ゆっくり」と訳します。

🧩 確認クイズ

Q1. 「おもむろに立ち上がりて」の「おもむろに」の意味は?
A 急に・いきなり    B ゆっくりと    C こっそり    D 喜んで
Q2. 「おもむろなり」の中心の意味は?
A ゆっくりしている    B 急だ    C 貧しい    D 恐ろしい
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