おもほゆ

標準
現代仮名遣い:おもおゆ / 読み:オモオユ
動詞・ヤ行下二段活用
心情 和歌

自然と思われる・思い出される

📖 意味

  1. 1
    自然と思われる・ひとりでに思われる 意図せず心に浮かぶ。中心義。
  2. 2
    思い出される・恋しく思われる・偲ばれる 過去や人が自然に心に浮かぶ。

📜 出典・例文

ふるさとの花ぞ、まづおもほゆる。

故郷の花が、まっさきに自然と思い出される。

──『例文』
昔の人ぞ、いとどおもほゆる。

昔なじみの人が、いっそう恋しく思われる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「思ふ」+自発の助動詞「ゆ」から成り、「自然と思われる」意(自発)。後世の「おぼゆ」の古い形で、上代・和歌に多い。ヤ行下二段で連体形「おもほゆる」に注意。意志的な「思ふ」と区別する。

🧠 覚え方・ゴロ

ひとりでに「思(おも)ほ」れる——おもほゆ=自然と思われる。

🏛 語源・成り立ち

「思ふ」+上代の自発・受身の助動詞「ゆ」。意図せず心に浮かぶ意。「おぼゆ」の古形。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「おもほゆ」と「思ふ」の違いは?

「思ふ」は意志的に思うのに対し、「おもほゆ」は自発の「ゆ」を含み「自然と思われる・ひとりでに心に浮かぶ」という意です。後世の「おぼゆ」の古い形です。

🧩 確認クイズ

Q1. 「ふるさとの花ぞ、まづおもほゆる」の「おもほゆる」の意味は?
A 思い出そうとする    B 自然と思い出される    C 忘れる    D 見える
Q2. 「おもほゆ」に含まれる助動詞「ゆ」の意味は?
A 打消    B 自発(自然と〜される)    C 尊敬    D 使役
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