おもひやる

重要
現代仮名遣い:おもいやる / 読み:オモイヤル
動詞・ラ行四段活用
頻出 心情

遠くを思う・想像する・気の毒に思う

📖 意味

  1. 1
    (遠く離れたものに)思いをはせる・遠くを思う 距離・時間を隔てた対象を心に思う。中心義。
  2. 2
    想像する・推し量る・思いめぐらす 実際に見ずに心中で察する。
  3. 3
    気を晴らす・心を慰める 「心をやる」に通じる意。

📜 出典・例文

故郷(ふるさと)を思ひやれば、涙とどまらず。

遠く故郷に思いをはせると、涙が止まらない。

──『例文』
行く末を思ひやるに、いと心細し。

将来を想像すると、たいそう心細い。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「思ひ」+「やる(遠くへ動かす)」=「心を遠くへ向ける」。現代語「思いやる(同情する)」の意もあるが、古文では「遠くを思う・想像する」が中心。文脈で距離・時間の隔たりを意識して訳す。

🧠 覚え方・ゴロ

心を遠くへ「遣(や)る」——おもひやる=遠くを思う・想像する。

🏛 語源・成り立ち

「思ふ」+「遣る(遠くへ動かす)」。心を隔たった対象へ向ける意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 現代語「思いやる」と同じ?

重なる部分もありますが、古文では「遠く離れたものに思いをはせる・想像する」の意が中心です。同情の意だけで訳すと誤ることがあります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「故郷を思ひやれば」の「思ひやれ」の意味は?
A 故郷を捨てる    B 遠く故郷に思いをはせる    C 故郷に帰る    D 故郷を忘れる
Q2. 「おもひやる」の「やる」の意味に近いものは?
A 与える    B 遠くへ向ける    C 止める    D 壊す
← 古文・古典合格メニューへもどる