おぼろけなり

重要
現代仮名遣い:おぼろけなり / 読み:オボロケナリ
形容動詞ナリ活用
評価語 頻出 打消と呼応

並一通りだ/(打消と)並大抵でない

📖 意味

  1. 1
    並一通りだ・ありふれている 肯定文では『普通程度だ』の意
  2. 2
    (打消を伴い)並大抵でない・格別だ 「おぼろけならず」の形で『普通ではない=格別だ』と強調になる

📜 出典・例文

おぼろけの願によりてにやあらむ。

並一通りの願(ではない、格別の願)によってであろうか。

──『例文』
おぼろけならず思ひきこえたまふ。

並大抵でなく(=格別に深く)お慕い申し上げなさる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

打消「ず」との呼応が最重要。「おぼろけならず」=『並大抵でない=格別だ』。肯定でも、下に否定的な文脈が続いて実質『普通ではない』を含意することが多い。

🧠 覚え方・ゴロ

「“おぼろけ”ならず=おぼろ(ぼんやり普通)じゃない、格別だ」と打消セットで覚える。

🏛 語源・成り立ち

「おぼろ(朧)」=ぼんやりして際立たないさま。そこから『特に目立たない=並一通り』の意となり、打消と結んで『並でない』へ反転した。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「おぼろけならず」はなぜ『格別だ』になるの?

『並一通りだ』の否定なので、直訳は『並一通りでない』。そこから『並大抵でない=格別だ』という強調になります。

Q. 肯定の「おぼろけなり」も出る?

出ますが、その場合も『どうして並一通りであろうか(いや格別だ)』のように反語・否定を含む文脈が多いので、前後をよく見ましょう。

🧩 確認クイズ

Q1. 「おぼろけならず」の意味は?
A 並大抵でない・格別だ    B ぼんやりしている    C 忘れられない    D はっきりしない
Q2. 「おぼろけなり」が『格別だ』になる条件は?
A 打消の語を伴うとき    B 会話文であるとき    C 主語が神仏のとき    D 係助詞があるとき
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