ねたし

標準
現代仮名遣い:ねたし / 読み:ネタシ
形容詞ク活用
感情語 頻出 プラス・マイナス両用

しゃくだ・くやしい/(憎らしいほど)立派だ・あっぱれだ

📖 意味

  1. 1
    しゃくだ、くやしい、腹立たしい 中心義。思いどおりにならず、いまいましいさま。
  2. 2
    (憎らしいほど)立派だ、みごとだ、あっぱれだ 相手が優れていて、くやしいほど感心するさま。ほめ言葉になる。

📜 出典・例文

人に先んじられて、いとねたし。

人に先を越されて、たいそうしゃくだ(くやしい)。※用法確認用の例文。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

現代語『妬(ねた)む』につながる『しゃくだ・くやしい』が基本。ただし《憎らしいほど立派だ・あっぱれだ》という賞賛の方向にも振れる(「こころにくし」に近い反語的なほめ)。プラス・マイナス両用に注意。

🧠 覚え方・ゴロ

「ねたし」=“妬(ねた)ましい”ほどしゃく/“妬ましい”ほど立派、の両方向。

🏛 語源・成り立ち

『妬(ねた)む』と同根で、思いどおりにならず心がいらだつさまが原義。くやしさが転じて『くやしいほど見事だ』という賞賛にもなった。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「ねたし」はほめ言葉にもなりますか?

はい。『憎らしいほど立派だ・あっぱれだ』という賞賛の方向にもなります。相手の優秀さへのくやしさが転じたものです。

Q. 現代語『ねたましい』と同じですか?

『しゃくだ・くやしい』の意は共通しますが、古文では賞賛の方向にも使う点が異なります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「ねたし」の中心的な意味は?
A しゃくだ・くやしい    B 待ち遠しい    C 端正だ    D 恐れ多い
Q2. 「ねたし」が賞賛になるときの意味は?
A 憎らしいほど立派だ    B みすぼらしい    C 退屈だ    D 頼りない
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