なほざり

重要
現代仮名遣い:なおざり / 読み:ナオザリ
形容動詞ナリ活用/名詞
評価語 頻出 徒然草

いいかげんだ・あっさりしている

📖 意味

  1. 1
    いいかげんだ・本気でない 深く心を入れず、おざなりに扱うさま
  2. 2
    あっさりしている・執着しない よい意味で『淡泊だ』を表すこともある

📜 出典・例文

なほざりに聞き流したまふ。

いいかげんに聞き流しなさる。

──『例文』
花をなほざりに思ふ人やはある。

桜の花をいいかげんに思う人がいようか(いや、いない)。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

『いいかげん・本気でない』が中心。現代語「なおざり(=放置してほったらかす)」より、古文は『深入りしない・淡泊』のニュアンスが強く、文脈によっては好意的にも使う。

🧠 覚え方・ゴロ

「“なほ(なお)去り”=そのまま去る=深入りしない=いいかげん」と分解して覚える。

🏛 語源・成り立ち

「なほ(そのまま)+去り(離れる)」で、深く関わらずそのままにする態度を表したとされる。

🔗 関連語・対義語

おろかなりいいかげんだ おろそかなりおろそかだ

❓ よくある質問

Q. 現代語の「なおざり」と同じでいい?

根は同じ『いいかげん』ですが、古文は『本気でない・淡泊』の色が強く、時に『あっさりして風流だ』と好意的にも使われます。文脈で判断しましょう。

Q. 「おろそか」と何が違う?

「おろそか」は義務や物を粗末に扱う『手抜き』寄り、「なほざり」は心を深く入れない『淡泊・本気でない』寄りです。

🧩 確認クイズ

Q1. 「なほざりに聞き流す」の意味は?
A いいかげんに聞き流す    B 熱心に聞き入る    C 驚いて聞く    D 繰り返し聞く
Q2. 「なほざり」のニュアンスとして誤っているものは?
A 強く執着している    B 本気でない    C あっさりしている    D 深入りしない
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