なのる

標準
現代仮名遣い:なのる / 読み:ナノル
動詞・ラ行四段活用
基本動詞 武士

名のる・名を告げる/(武士が)名乗りを上げる

📖 意味

  1. 1
    自分の名を告げる・名のる・氏名を明かす «中心義»自分の名前を相手に告げる。現代語に残る。
  2. 2
    (合戦で)名乗りを上げる・氏素性を大声で告げる «要注意»«武士»一騎討ちの前に、自分の家柄・名を名乗り合う作法。

📜 出典・例文

「われこそは、〜のなにがし」と、高らかになのる。

「私こそは、〜の某(なにがし)だ」と、高らかに名乗りを上げる。

──『例文』
名をなのりて後(のち)、太刀うちあふ。

名を名乗ってから、太刀を打ち合う。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「自分の名を告げる・名のる」意。特に軍記物語では、武士が一騎討ちの前に、自分の家柄・氏名・功績を大声で告げ合う「名乗り(名のり)」の作法が有名。相手にふさわしい敵かを確かめ、武士の誇りを示す行為だった。「名を惜しむ(名誉を大切にする)」と結びつく武士の価値観。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

自分の名を「名(な)のる」=名を告げる・名乗りを上げる。

🏛 語源・成り立ち

「名(な)」+「乗(の)る」。自分の名を告げる意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 軍記物語の「名乗り」とは?

武士が一騎討ちの前に、自分の家柄・氏名・功績などを大声で告げ合う作法です。相手にふさわしい敵かを確かめ、武士としての誇り・名誉を示す行為で、平家物語などに見られます。

🧩 確認クイズ

Q1. 「名をなのりて後、太刀うちあふ」の「なのり」の意味は?
A 名を隠して    B 名を告げて・名乗りを上げて    C 名を忘れて    D 名を疑って
Q2. 武士が一騎討ちの前に名乗り合った理由は?
A ふさわしい敵かを確かめ、誇りを示すため    B 食事のため    C 道を尋ねるため    D 商売のため
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