なにがし

標準
現代仮名遣い:なにがし / 読み:ナニガシ
代名詞
代名詞

だれそれ・なにがし・いくらか(不定・ぼかし)

📖 意味

  1. 1
    だれそれ・なにがし(人・物の名をぼかす) 具体名を伏せていう。
  2. 2
    どこそこ・なにがし(場所・数量をぼかす) 「なにがしの寺」「なにがしの銭」など。
  3. 3
    わたくし・自分(へりくだった自称) 僧や武士の一人称にも。

📜 出典・例文

なにがしといふ僧、山にこもりてありけり。

なにがしという(名は伏せる)僧が、山にこもっていた。

──『例文』
なにがしの寺に詣でて、祈りけり。

どこそこの寺に参詣して、祈った。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

人・場所・数量の具体を伏せてぼかす不定称。「それがし(某)」とほぼ同義。僧や武士が自分をへりくだっていう一人称にもなる。「なにがしかがし」で「だれそれかれそれ」。

🧠 覚え方・ゴロ

名を伏せて「なにがし」=だれそれ・どこそこ。

🏛 語源・成り立ち

「何(なに)」+「がし」(ぼかしの接尾語)。具体を伏せて漠然と指す語。

🔗 関連語・対義語

それがしだれそれ・わたくし しかしかこれこれ・しかじか

❓ よくある質問

Q. 「なにがし」が自称になるのはどんな場合?

僧や武士が自分をへりくだっていう一人称として使う場合です。「それがし」と同様に「わたくし」の意になります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「なにがしの寺に詣でて」の「なにがし」の意味は?
A 有名な    B どこそこの(名を伏せた)    C 新しい    D 近くの
Q2. 「なにがし」とほぼ同義の語は?
A それがし    B やむごとなし    C たそがれ    D つはもの
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