ながる

標準
現代仮名遣い:ながれる / 読み:ナガル
動詞・ラ行下二段活用
基本動詞 和歌

流れる/(涙が)流れる・(噂・名が)広まる・(流罪に)流される

📖 意味

  1. 1
    (水・涙が)流れる・流れ落ちる «中心義»水・涙が流れる。現代語に残る。
  2. 2
    (噂・評判・名が)伝わり広まる・世に流れる «要注意»「名ながる(評判が伝わる・浮名が広まる)」。
  3. 3
    (罪人が)流罪になる・島流しにされる・流されて行く 「遠き島にながる」。

📜 出典・例文

滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ。

滝の音は聞こえなくなって久しいが、その名声は流れ伝わって、今もなお聞こえていることだ。

──『拾遺和歌集(百人一首)』
涙、とめどなくながる。

涙が、とめどなく流れる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「(水・涙が)流れる」が中心で、「(噂・名が)伝わり広まる」「(罪人が)流罪になる」の意も。他動詞「ながす(流す)」と対。ラ行下二段活用で連体形「ながるる」に注意。百人一首「名こそ流れて(名声が流れ伝わって)」は掛詞(滝=流れ/名=流れ広まる)。現代語「流れる」に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

水も涙も名も「流(なが)る」——ながる。

🏛 語源・成り立ち

「流(なが)る」。水・涙が流れる意。噂の広まり・流罪へも。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「名ながる」はどう訳す?

「評判が伝わり広まる・名声が世に流れる」、また「浮名(悪い評判)が広まる」と訳します。「ながる」には、噂・名声が世に伝わり広まる意があります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「名こそ流れてなほ聞こえけれ」の「流れ」の意味は?
A 水が流れる    B 名声が伝わり広まる    C 涙が流れる    D 流罪になる
Q2. 「ながる」に対応する他動詞は?
A ながす    B なぐ    C なる    D なく
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