むすぶ

標準
現代仮名遣い:むすぶ / 読み:ムスブ
動詞・バ行四段活用
基本動詞 和歌

結ぶ・(水を)手ですくう・約束する

📖 意味

  1. 1
    結ぶ・つなぐ・締める ひも・草などを結ぶ。現代語と同じ。
  2. 2
    (水を)両手ですくう・手にくむ 「掬ぶ」。和歌で頻出。要注意。
  3. 3
    (契り・縁を)結ぶ・約束する 「契りをむすぶ」など。

📜 出典・例文

むすぶ手のしづくに濁る山の井の、あかでも人に別れぬるかな。

手ですくう水のしずくで濁る山の井のように、(満足せず)飽き足らないままあの人と別れてしまったことよ。

──『古今和歌集』
二人、深き契りをむすぶ。

二人は、深い約束を結ぶ。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「結ぶ」の一般義のほか、「(水を)両手ですくう」意(掬ぶ)が和歌で頻出し要注意。「むすぶ手の…」の名歌が有名。「契りをむすぶ(約束する・結婚する)」も重要。

🧠 覚え方・ゴロ

ひもを「結(むす)ぶ」/水を「掬(むす)ぶ」——むすぶ。

🏛 語源・成り立ち

「結(むす)ぶ」。物をひとつにまとめてつなぐ意。手をくぼめて水をすくう所作にも。

🔗 関連語・対義語

ちぎる約束する・夫婦の縁を結ぶ くむ(水などを)くむ・推し量る

❓ よくある質問

Q. 「むすぶ手」とはどういう意味?

「(水をすくうために)くぼめた両手」の意です。「掬ぶ」=水を手ですくう、の用法で、和歌でよく使われます。

🧩 確認クイズ

Q1. 「むすぶ手のしづくに濁る山の井」の「むすぶ」の意味は?
A ひもで縛る    B 水を手ですくう    C 約束する    D 髪を結う
Q2. 「契りをむすぶ」の意味は?
A 約束を破る    B 約束を結ぶ    C 別れる    D 旅立つ
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