むじゃう

重要
現代仮名遣い:むじょう / 読み:ムジョウ
名詞/形容動詞
名詞 仏教 頻出

無常(すべては移り変わり、はかないこと)

📖 意味

  1. 1
    無常・すべてのものが移り変わり永遠不変のものはないこと «中心義»仏教の根本思想。「諸行無常」。「世は無常なり」。
  2. 2
    はかないこと・死・命のはかなさ 「無常の風(人の命を奪う死)」「無常を観ず(死・はかなさを思う)」。

📜 出典・例文

ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。

流れゆく河の流れは絶えることがなく、それでいて、(流れる水は)もとの水ではない。(=万物は無常である)

──『方丈記』
世の無常を観じて、世を捨てけり。

世のはかなさ(無常)を深く思って、出家した。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

«頻出»「無常(むじゃう)」は、この世のすべては絶えず移り変わり、永遠不変のものはない、という仏教の根本思想(「諸行無常」)。転じて「はかなさ・死」も表す(「無常の風」)。方丈記・平家物語・徒然草など中世文学の中心主題で、桜の散る・世の栄枯盛衰・人の死などがその現れとして描かれる。対義的な語は「常(つね)」。

🧠 覚え方・ゴロ

すべては移り変わる「無常(むじゃう)」(諸行無常)。

🏛 語源・成り立ち

仏教語「無常(むじゃう)」。「常(つね)」が「無い」の意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「無常の風」とは?

人の命を奪う死を、花を散らす風にたとえた表現です。無常(すべては移り変わる)の現れとして、死・命のはかなさを「無常の風が吹く」のように表します。

🧩 確認クイズ

Q1. 「世の無常を観じて、世を捨てけり」の「無常」の意味は?
A 永遠    B はかなさ・移り変わり    C 豊かさ    D にぎわい
Q2. 「無常」を中心主題とする作品は?
A 方丈記・平家物語    B 竹取物語    C 土佐日記    D 古今集仮名序
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