もゆ

標準
現代仮名遣い:もえる / 読み:モユ
動詞・ヤ行下二段活用
基本動詞 和歌

燃える/(恋の思いが)燃える・(草木が)芽ぐむ

📖 意味

  1. 1
    (火が)燃える・燃え立つ «中心義»火が燃える。現代語「燃える」に残る。
  2. 2
    (恋の思い・情熱が)燃える・激しく思い焦がれる «和歌»「思ひ」の「ひ」に「火」を掛けて詠む。
  3. 3
    (草木が)芽ぐむ・芽が出る・萌え出る «要注意»「萌ゆ」。春に草木が芽吹く。

📜 出典・例文

胸の火の、消ゆる間もなく燃えわたる。

胸の(恋の)火が、消える間もなく燃え続ける。

──『例文』
春の野に、若草もえ出づ。

春の野に、若草が芽ぐんで(萌え出て)くる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「燃ゆ(火が燃える)」が中心で、「恋の思いが燃える」(「思ひ」の「ひ」に「火」を掛ける)、「萌ゆ(草木が芽ぐむ)」の意も。ヤ行下二段活用で連体形「もゆる」に注意。「焦がる(こがる)」と近い恋の比喩。「萌え出づ」は春の景物。現代語「燃える・萌える」に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

火も恋も「燃(も)ゆ」/草木は「萌(も)ゆ」=芽ぐむ。

🏛 語源・成り立ち

「燃(も)ゆ/萌ゆ」。火が燃える意、草木が芽吹く意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 和歌で「もゆ(燃ゆ)」が恋を表すのはなぜ?

「思ひ」の「ひ」に「火」を掛けることができるためです。恋の「思ひ(=思ひ火)」が胸で「燃ゆ」と詠み、口に出せず内に燃える激しい恋を表しました。

🧩 確認クイズ

Q1. 「胸の火の……燃えわたる」で「火」がたとえるのは?
A 恋の思い    B 怒り    C かまどの火    D 戦の炎
Q2. 「もゆ」の「萌ゆ」の意味は?
A 草木が芽ぐむ    B 火が消える    C 水が流れる    D 花が散る
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