ものうし

標準
現代仮名遣い:ものうし / 読み:モノウシ
形容詞・ク活用
感情語

なんとなく憂鬱だ・気がすすまない・だるい

📖 意味

  1. 1
    なんとなく気がふさぐ・憂鬱だ・気が重い «中心義»理由もなく心が沈むさま。
  2. 2
    気がすすまない・おっくうだ・面倒だ 何かをする気になれないさま。
  3. 3
    なんとなくだるい・気力がない 体や心がだるいさま。

📜 出典・例文

春雨の降る日は、ものうくてながめ暮らす。

春雨の降る日は、なんとなく気がふさいで物思いにふけって一日を過ごす。

──『例文』
出で立たむこと、いとものうし。

出発することが、たいそう気がすすまない(おっくうだ)。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

接頭語「もの(なんとなく・漠然と)」+「憂(う)し(つらい・いやだ)」で、「なんとなく憂鬱だ・気がすすまない」。はっきりした理由のない気だるさ・憂鬱を表す。現代語「物憂い」に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

「もの(なんとなく)」+「憂(う)し」——ものうし=なんとなく憂鬱だ。

🏛 語源・成り立ち

接頭語「もの」+形容詞「憂(う)し」。漠然とした憂鬱・気だるさを表す。

🔗 関連語・対義語

うしつらい・いやだ・憂鬱だ つれづれ手持ちぶさた・物思い

❓ よくある質問

Q. 「もの〜し」の「もの」とは?

「なんとなく・漠然と」という意を添える接頭語です。「ものうし(なんとなく憂鬱だ)」「ものさびし(なんとなくさびしい)」のように、はっきりした理由のない気分を表します。

🧩 確認クイズ

Q1. 「出で立たむこと、いとものうし」の「ものうし」の意味は?
A うれしい    B 気がすすまない・おっくうだ    C 急がしい    D 誇らしい
Q2. 「ものうし」の成り立ちは?
A もの(なんとなく)+憂し    B 者+牛    C 物+失し    D もの+美し
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