ものすごし

標準
現代仮名遣い:ものすごし / 読み:モノスゴシ
形容詞・ク活用
感情語

なんとなく気味が悪い・ぞっとするほど寂しい

📖 意味

  1. 1
    なんとなく気味が悪い・薄気味悪い・不気味だ «中心義»ぞっとするような不気味さ。
  2. 2
    ぞっとするほど寂しい・荒涼としている・もの寂しい «要注意»寒々としてもの寂しいさま。現代語の「程度が甚だしい」の意ではない。

📜 出典・例文

人げなき山中、いとものすごし。

人けのない山中は、たいそう気味が悪く寂しい。

──『例文』
冬の枯れ野、ものすごきけしきなり。

冬の枯れ野は、ぞっとするほど寂しい景色である。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

接頭語「もの(なんとなく)」+「すごし(凄し=ぞっとする・寒々しい)」で、「なんとなく気味が悪い・ぞっとするほど寂しい」。現代語「ものすごい(程度がはなはだしい)」の意ではない点が要注意。「すごし(凄し)」は「ぞっとする・すさまじい」の意。

🧠 覚え方・ゴロ

「もの(なんとなく)」+「凄(すご)し」——ものすごし=気味が悪い・寂しい。

🏛 語源・成り立ち

接頭語「もの」+形容詞「凄(すご)し(ぞっとする・寒々しい)」。漠然とした不気味さ・寂寥を表す。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 古文の「ものすごし」は現代語と同じ?

違います。古文では「なんとなく気味が悪い・ぞっとするほど寂しい」の意で、現代語の「ものすごい(程度がはなはだしい)」の意ではありません。

🧩 確認クイズ

Q1. 「人げなき山中、いとものすごし」の「ものすごし」の意味は?
A とても楽しい    B 気味が悪く寂しい    C 非常に明るい    D たいそう暖かい
Q2. 「ものすごし」の語幹「すごし」の意味は?
A ぞっとする・寒々しい    B 楽しい    C うれしい    D 美しい
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