もののふ

標準
現代仮名遣い:もののふ / 読み:モノノフ
名詞
名詞 武士

武士・武人/(もとは)朝廷に仕える文武の官人

📖 意味

  1. 1
    武士・武人・兵(つはもの)・武者 «中心義»戦う武士。現代語「もののふ」に残る。
  2. 2
    (もとは)朝廷に仕える文武の官人・役人 «語源義»「物部(もののべ)」に由来し、古くは朝廷の文武百官を指した。

📜 出典・例文

もののふの、弓矢とる身のならひとて、名を惜しむ。

武士として、弓矢をとる身のならわしとして、名誉を大切にする。

──『例文』
もののふの八十(やそ)氏(うぢ)川の網代木(あじろぎ)に、いさよふ波の行くへ知らずも。

武士の多くの氏(=八十〈やそ〉)という言葉から「宇治川」を導き、その網代木にとどこおる波の行方も知れないことよ。

──『万葉集』

⚠️ 識別・注意点

「武士・武人」を表す。もとは「物部(もののべ)」に由来し、朝廷に仕える文武百官(多くの氏)を指した(万葉集の枕詞「もののふの八十〈やそ〉氏」)。のちに、武力で仕える「武士」を指すようになった。「つはもの(兵)」「さぶらひ(侍)」「武者(むしゃ)」と類義。「もののふの道(武士道)」など。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

弓矢とる「もののふ」=武士・武人。

🏛 語源・成り立ち

「物部(もののべ)」に由来。もと朝廷の文武百官、のち武士の意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「もののふ」はもとどんな意味だった?

もとは「物部(もののべ)」に由来し、朝廷に仕える文武百官(多くの氏の役人)を指しました。万葉集では「もののふの八十(やそ)氏」の形で枕詞的に使われ、のちに「武士」を指すようになりました。

🧩 確認クイズ

Q1. 「もののふの、弓矢とる身のならひ」の「もののふ」の意味は?
A 農民    B 武士    C 商人    D 僧
Q2. 「もののふ」の語源は?
A 物部(もののべ)    B 物の怪    C 物憂し    D 物語
← 古文・古典合格メニューへもどる