ものがなし

標準
現代仮名遣い:ものがなし / 読み:モノガナシ
形容詞・シク活用
感情語

なんとなく悲しい・もの悲しい

📖 意味

  1. 1
    なんとなく悲しい・もの悲しい・そぞろに悲しい・うら悲しい «中心義»理由もなく漂う悲しさ。現代語に残る。

📜 出典・例文

秋の夕暮れ、ものがなしくて、涙ぐまる。

秋の夕暮れは、なんとなく悲しくて、自然と涙ぐまれる。

──『例文』
鐘(かね)の音、ものがなしく響く。

鐘の音が、もの悲しく響く。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

接頭語「もの(なんとなく・漠然と)」+「かなし(悲し)」で、「なんとなく悲しい・もの悲しい」。はっきりした理由のない、しみじみとした悲しさを表す。「ものうし(なんとなく憂鬱だ)」「ものさびし(なんとなくさびしい)」「ものすごし」と同じ「もの+形容詞」の型。現代語「もの悲しい」に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

「もの(なんとなく)」+「悲し」——ものがなし=なんとなく悲しい。

🏛 語源・成り立ち

接頭語「もの」+形容詞「悲(かな)し」。漠然とした悲しさを表す。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「もの〜し」の「もの」とは?

「なんとなく・漠然と」の意を添える接頭語です。「ものがなし(なんとなく悲しい)」「ものうし(なんとなく憂鬱だ)」「ものさびし(なんとなくさびしい)」のように、理由のない気分を表します。

🧩 確認クイズ

Q1. 「秋の夕暮れ、ものがなしくて」の「ものがなし」の意味は?
A にぎやかだ    B なんとなく悲しい    C うれしい    D 誇らしい
Q2. 「ものがなし」と同じ型の語は?
A ものさびし    B はかなし    C うれし    D めでたし
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