まつ

標準
現代仮名遣い:まつ / 読み:マツ
名詞
名詞 植物 和歌

松(常緑・長寿の象徴/「待つ」の掛詞)

📖 意味

  1. 1
    松・松の木 «中心義»常緑の松。長寿・不変・節操の象徴。現代語に残る。
  2. 2
    (掛詞で)待つ・人を待つこと «和歌»「まつ(松)」に動詞「待つ」を掛ける。

📜 出典・例文

たれをかも知る人にせむ高砂(たかさご)の松も昔の友ならなくに。

いったい誰を親しい友としようか。長寿の高砂の松も、昔からの友ではないのに(旧友はみな亡くなってしまった)。

──『古今和歌集(百人一首)』
松の千歳(ちとせ)を、君に譲らむ。

松の千年の寿命を、あなたに譲ろう(長寿を祈る)。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「松」は常緑・長寿から、不変・長寿・節操の象徴。祝賀・長寿を祈る歌に頻出(高砂の松、住吉の松)。和歌では「まつ(松)」に「待つ」を掛ける掛詞が定番(「まつ人(待つ人/松)」)。「松風(まつかぜ)」も「待つ」を響かせる。「竹・松」はめでたいもの。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

常緑・長寿の「松(まつ)」/「待つ」を掛ける。

🏛 語源・成り立ち

「松(まつ)」。常緑樹の松。動詞「待つ」と同音で掛詞に用いる。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 和歌で「まつ(松)」が掛詞になるのはなぜ?

「松」が動詞「待つ」と同音だからです。「まつ人」で「松/待つ人」、「松風」で「待つ」を響かせるなど、恋の「待つ」思いと松を重ねて詠む技巧が定番です。

🧩 確認クイズ

Q1. 「松」が象徴するものとして適切なのは?
A 長寿・不変    B はかなさ    C 怒り    D 貧しさ
Q2. 「まつ(松)」に掛けられる動詞は?
A 待つ    B 勝つ    C 断つ    D 立つ
← 古文・古典合格メニューへもどる