まぼろし

標準
現代仮名遣い:まぼろし / 読み:マボロシ
名詞
名詞 和歌 無常

幻・まぼろし/幻術士(死者の魂を捜す者)

📖 意味

  1. 1
    幻・実体のないもの・はかないもの 目に見えても実体のない、むなしいもの
  2. 2
    幻術士・方士(死者の魂を捜し求める者) 亡き人の魂のありかを尋ねる術者

📜 出典・例文

この世は夢まぼろしのごとし。

この世は夢や幻のようだ(はかない)。

──『例文』
まぼろしもがな、亡き人の行方を。

幻術士がいてほしい、亡き人の行方(を尋ねるために)。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

『実体のない幻・はかないもの』が中心で、『夢まぼろし』のように無常観を表す。加えて、白居易の詩に由来する『死者の魂を捜す幻術士(方士)』の意もあり、『源氏物語』の巻名「幻」もこれにちなむ。

🧠 覚え方・ゴロ

「“幻(まぼろし)”=目に見えて実体のないもの=はかなさ」と、はかなさで覚える。

🏛 語源・成り立ち

「まぼろし」は、実体なく現れ消えるものの意。転じて、死者の魂を捜す幻術士(方士)をも指した。

🔗 関連語・対義語

ゆめ夢・はかないもの うつつ現実・正気

❓ よくある質問

Q. 『幻術士』の意味はどこから?

白居易『長恨歌』で、玄宗が亡き楊貴妃の魂を方士(幻術士)に捜させる話に由来します。そこから「まぼろし」は『死者の魂を捜す術者』の意を持ち、源氏物語の巻名にもなりました。

Q. 「夢まぼろし」はどんな意味?

『夢や幻のようにはかないもの』の意で、人生・この世の無常をたとえる表現です。仏教的な無常観と結びついて用いられます。

🧩 確認クイズ

Q1. 「夢まぼろしのごとし」の意味は?
A 夢や幻のようにはかない    B 夢のように楽しい    C 現実そのものだ    D 永遠に続く
Q2. 「まぼろし」のもう一つの意味は?
A 死者の魂を捜す幻術士    B 国を治める王    C 戦の大将    D 寺の本尊
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