くさまくら

標準
現代仮名遣い:くさまくら / 読み:クサマクラ
名詞
和歌 枕詞

旅寝・旅(「旅」にかかる枕詞)

📖 意味

  1. 1
    旅寝・旅(草を枕にする野宿から) 旅先で仮寝すること。旅そのもの
  2. 2
    (枕詞)「旅」「結ぶ」「露」などにかかる 旅にまつわる語を導く

📜 出典・例文

くさまくら旅にしあれば。

(草を枕にする)旅であるので。

──『例文』
くさまくら結びさだめむ。

旅の枕(草)を結び定めよう(=旅寝しよう)。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

旅先で草を結んで枕としたことから『旅寝・旅』を表す。多く「旅」「結ぶ」「露」「夕」などにかかる枕詞として用いる。旅の心細さ・わびしさ・露に濡れる情感を帯びる。旅の和歌に欠かせない語で、序詞的にも働く。

🧠 覚え方・ゴロ

「“草(くさ)枕(まくら)”=草を枕に野宿=旅」と、草の枕=旅寝で覚える。

🏛 語源・成り立ち

「草(くさ)+枕(まくら)」で、草を結んで枕とする野宿の意。そこから旅寝・旅を表し、枕詞となった。

🔗 関連語・対義語

たびね旅寝・旅先で寝ること たびごろも旅衣・旅の衣

❓ よくある質問

Q. 「草枕」はなぜ旅の意味に?

昔の旅では、宿がなく野外で草を結んで枕にして寝ることがありました。その『草の枕=野宿』から『旅寝・旅』を表すようになり、旅にまつわる語にかかる枕詞にもなりました。

Q. どんな語にかかる?

『旅』のほか、旅寝の縁で『結ぶ』、露に濡れる旅寝から『露』『夕』などにかかります。旅のわびしさ・心細さを添える枕詞です。

🧩 確認クイズ

Q1. 「くさまくら」が表すのは?
A 旅寝・旅    B 宮中の寝所    C 戦の陣    D 田畑
Q2. 「くさまくら」がかかる代表的な語は?
A 旅    B 都    C 山    D 海
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