くもる

標準
現代仮名遣い:くもる / 読み:クモル
動詞ラ行四段
情景語 和歌 心情

曇る・(心や目が)晴れずぼんやりする

📖 意味

  1. 1
    (空が)曇る 雲がかかって暗くなる
  2. 2
    (心が)晴れない・憂鬱になる 気分が沈んで晴れやかでない
  3. 3
    (涙で目・鏡などが)ぼんやりする・くもる はっきり見えなくなる

📜 出典・例文

空くもりて、雨降りぬべし。

空が曇って、雨が降りそうだ。

──『例文』
心くもりて、物も覚えず。

心が晴れず、何も考えられない。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

『空が曇る』が基本で、『(心が)晴れない・憂鬱になる』『(涙で目が)くもる』意にも広がる。空模様と心情を重ねるのは和歌の常套で、曇り空に沈む心を託す。名詞「くもり(曇り)」は、心や名声のかげり・汚点の意にも。

🧠 覚え方・ゴロ

「“曇(くも)る”=空が曇る・心が曇る」と、曇で覚える。

🏛 語源・成り立ち

名詞「雲(くも)」に関わり、雲がかかる意。空の曇りから、心の晴れなさ・目のくもりへも広がった。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 心にも使う?

はい。『心くもる(心が晴れない・憂鬱だ)』のように、気分が沈むさまを表します。曇り空に心情を重ねる和歌の常套表現です。

Q. 名詞「くもり」の特別な意味は?

『心のかげり・名声の汚点』の意にもなります。『くもりなき(心・名に汚点がない)』のように、けがれのなさを表す表現もあります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「心くもりて」の意味は?
A 心が晴れず憂鬱で    B 心が晴れやかで    C 心が決まって    D 心が休まって
Q2. 「くもる」の対義の語は?
A はる(晴る)    B ふる(降る)    C ちる(散る)    D くる(暮る)
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