くも

標準
現代仮名遣い:くも / 読み:クモ
名詞
名詞 自然 和歌

雲/(雲居・雲の上=宮中・空のかなた)

📖 意味

  1. 1
    雲・空の雲 «中心義»空にうかぶ雲。現代語に残る。
  2. 2
    (雲居・雲の上で)宮中・皇居・御所 «要注意»「雲居(くもゐ)=宮中」「雲の上人(殿上人)」。高貴な世界の比喩。
  3. 3
    (雲居で)空のかなた・はるか遠く・遠く離れた所 手の届かない遠さの比喩。

📜 出典・例文

天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ。

空を吹く風よ、雲の中の(天への)通り道を吹き閉ざしておくれ。

──『古今和歌集(百人一首)』
雲居はるかに、故郷を思ひやる。

はるか空のかなたに、故郷を思いやる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「雲」が中心。和歌では、人を隔てるもの・はかなさ・変わりやすさの象徴。「雲居(くもゐ)」は「宮中・皇居」(高貴で手の届かぬ世界)と「空のかなた・遠く」の両義で重要。「雲の上人(くものうへびと)=殿上人・高貴な人」も頻出。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

空の「雲(くも)」/雲居=宮中・空のかなた。

🏛 語源・成り立ち

「雲(くも)」。空の雲。「雲居(雲のある所)」で宮中・遠方を表す。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「雲居(くもゐ)」はどう訳す?

文脈により「宮中・皇居」または「空のかなた・はるか遠く」と訳します。雲のある高い所から、高貴で手の届かない「宮中」や、遠く離れた「空のかなた」を表します。

🧩 確認クイズ

Q1. 「雲居はるかに、故郷を思ひやる」の「雲居」の意味は?
A 地面    B 空のかなた・遠く    C 海の底    D 山の中
Q2. 「雲の上人」の意味は?
A 殿上人・高貴な人    B 旅人    C 農民    D 僧
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